海外の撮影旅の鉄則 | 写真家 武藤弘司のFACE ASIA

海外の撮影旅の鉄則

今日も午前のロ―ドワ―クで、
8キロのランニング
懸垂を3セット、

午後のボクシングジムで
19R 練習し、
その内2Rマスボクシング、
懸垂と腕立てを
3セットずつ行いました。

トレ―ニング、
格闘技を続ける理由は、
たくさんあるのですが、

海外の長期の撮影旅の
自己防衛の為でもあります。

だんだん世界情勢が悪くなることも
考えられるし、
世界の街や村によっては、
普段は平和でも、
タイミングによっては、
暴動が起こったりします。

何だかんだ言っても日本が一番安全で平和な国です。
近年の犯罪は気になるところですが、
世界規模のテロや暴動がほぼないのは、
平和な証拠です。

平和な時間に溶け込んでばかりいると、
年齢もあるし、
体力的には楽なのですが、
次に撮影旅に出たときに
その落差に困るので、
トレ―ニングを続けて、
自己防衛の免疫力を上げます。

もちろんあくまでも
自己防衛の為であって、
襲われたときにのみ、
ボクシングの
技術を使います。
何もない
丸腰のままで
腕と拳が守るための武器になります。
ボクシングの防衛技術は、
体全体を使います。
間合いを図るのも、
避けるのも、守るのも、
急所を外すのも、
逃げるのも上手くなります。


2004年からボクシングを始めて、
10年以上、旅や撮影中に
ほぼ一度も襲われたことはありません。
唯一、この前のカンボジアのひっくり未遂事件ぐらいですが、
これは、相手が逃げて行ったので
微妙な所です。
観光客が増加し、観光地の軽犯罪は増加している
印象はあります。

大部分は、
親切な優しい現地の人ばかりでした。

ただ、
特に世界の首都は、
良い人ばかりではなく、
少数の悪い人がいるのは確かです。

特にインド圏では
命に関わるテロや暴動がごくまれに起きるし、
外国人は常に
情報や動向を把握し、
より良く判断をしなければ
なりません。

万一の時に備えて、
ボクシングも続ける、

撮影旅の鉄則は、
自分の身は自分で守る、
これは、
信念のように
続けていきます。

もし、
その場で理不尽な
事を見かけたら、
誰かを守るためにも
格闘技は続けます。

もっと良い護衛手段は
ありそうですが、
ボクシングのシンプルで奥が
深い格闘技、スポ―ツは、
完全に嵌まります。
腕と拳の二本で立って闘う、
倒れたら負けって、
寝技も関節技もないって、
なんて潔い格闘技なのでしょう。

その道のプロは、
将来のことも考えて
備えると
信じたいです。