判断力 | 写真家 武藤弘司のFACE ASIA

判断力

写真の整理の方は、少し時間がかかりそうです。
しばらく
簡単な文章のみの更新になりそうです。

文章なら、
手元にスマフォがあれば
すぐ、どこでも書けるので。

今日もボクシングジムへ行き、
全部で19R練習し、
その内、2Rマスボクシングを
行いました。
最後に腕立て、懸垂を3セットずつ
行いました。

マスボクシングは、
判断力も磨かれます。
素人が下手に行うと恐らく怪我を
すると思うのですが、
相手のパンチの打ち始めに、
瞬時にガ―ドしたり、
避けたり、
同時に、すぐに自分も有効になる
パンチを返します。
ジャブ、ストレ―ト、フック、アッパ―の4種類が基本と、
頭と腹の上下にも
打ち分けられます。
遠距離、中距離、近距離で、
パンチの角度が微妙に違うし、

緩急も付けられますし、

コンビネーションは
無数に組めるので、
計算のような答えのない
天文学的な数字だと思います。

攻撃と防御の連続でもあり、
判断の連続でもあります。

例え練習でも真剣で、
本試合なら致命傷になると思って、
練習に取り組みます。

10年以上ボクシングを
続けてきて、
大きな怪我や病気がないのは、
本当に良かったです。

一度、初期の伝染しない
肺結核になりましたが、
これは、薬で完治させたので、
免疫力のお陰でもあります。
肋骨や拳は何度か痛めましたが、
自然治癒で治すし、
ボクシングなら、
大きな怪我には
入らないかもしれません。

ボクシングのトレ―ニングを続けるようになって、
7回は、
2、3ヶ月のアジアの撮影旅を
完遂させました。
7回の内、
6回は、
インドやバングラデシュやパキスタンと、
なかなか過酷な
撮影地でした。
今、思うと、インドで負けた感覚で日本に戻って来て、
負けられないと思って、
ボクシングも続けてきたような気もします。
インド圏は、
人間も景色も屈強です。
食べ物も、
埃っぽい環境も屈強です



今は、
思想が転換して、
ヨガのように落ち着かせたり、
体調管理そのものの部分もあります。
もちろん、年齢の中での強さも求めます。

撮影旅も判断の連続です。
当時のパキスタンなら、
ここから先の道や街や村は、
タリバンとすれ違う可能性があるから
控えるとか、

ここの宿は雰囲気が悪そうとか、

この人の言っていることは怪しそうとか、

このレストランでこれを食べると
お腹を壊しそうとか、

色々と瞬時に判断します。

ボクシングの
お陰も大いにあると
思うようにしています。