図書館で借りてきました
なんともほっこりする表紙。
さまざまな「三重弁」が紹介されていますが、なんと東西アクセントの境界線は揖斐川だそう。
三重は中部か近畿か?とよく言われますが、ことばは基本的には「近畿方言」に属していて、関西弁といってもいいとのこと。(三重県知事は中部と近畿の両方の知事会に属しているらしい)
となると、伊賀はもうバリバリ関西弁
先日伊勢の友達が来たので、「伊賀方言番付」に出ていることばの中から、分からないことばをピックアップしてもらいました。
・さくい(もろい)・・・「やぐい」とも言う
・せんど(何度も)・・・飽きた時にも使う
・けっと(いつも)・・・「じっと」とも言う
・あくち(口の周りのできもの)
・まとう(弁償する)
・しなごい(かたい・頑固)
・さくば(とげ)
・あぶらむし(ごきぶり)
・おいど(おしり)
・ぺっと(少し)
・へんねし(ひねくれ)・・・嫉妬も入ってる
・じるい(ぬかるんでる)・・・じゅるいとも言う
・あたんする(しっぺ返し)・・・八つ当たり的な感じ
・さいぜん(さきほど)なんて、標準語じゃないんですか?
関西では使わない、伊賀独特のことばはあるでしょうか?
柳田國男さんは「蝸牛考」で、カタツムリを東北と九州では「ナメクジ」、中部・中国が「マイマイ」、関西では「デンデンムシ」と呼び、都で最も古い時代に「ナメクジ」と呼んでいたことから、都から離れるほど古語が残っている(方言周圏論)という説を唱えたそうです。
今ならアッという間に全国に広がることばも、昔は都で生まれてからじっくり時間をかけて旅をしていったと思うと面白いですね。
あまりの寒さに、それこそ「デンデンムシ」のように家にすっこんで(閉じこもって)います