おはようございます☀


こいちゃんです爆笑


今日は目の病気についてです爆笑





ドライアイ

人の目には、ふだん知らず知らずのうちに涙が出てきており、こうした涙は目の表面をうるおし、ばい菌やさまざまな刺激から目を守っています。この涙が少なくなったり、涙の質が悪くなったりすることをドライアイといいます。ドライアイになると、目が乾く、疲れる、ごろごろする、目をあいているのがつらい、みにくい、などといった症状が出ます。ひどい場合は黒目(角膜、かくまく)に傷をつくることもあります。ドライアイがあると、コンタクトレンズがうまく入れられなかったり、アレルギー性結膜炎をおこしやすくなったりすることもあります。まだ原因ははっきりしていませんが、体の病気にともなっておこったり、ウィルスが原因になることもあるようです。コンピュータを長時間見る人や、遠視の人に多くみられます。残念ながら根本的な治療法はなく、基本的には涙の成分の目薬を使っていただきます。エアコンや暖房は弱めにする、意識してまばたきをする、加湿器を使う、といった方法である程度症状をよくするこができます。


飛蚊症

目の前に虫のようなものがみえる症状を、"蚊が飛ぶ"という意味で飛蚊症といいます。人によって泡、ひも、アメーバ、糸くず、ごみ、などにたとえることもあります。人間の目に入った光は、目の奥の内側にある網膜(もうまく)というところに映りますが、その前にある硝子体(しょうしたい)という組織ににごりがあると、光の通り道をじゃまして、網膜に影がうつってしまいます。これが飛蚊症の正体です。硝子体は卵の白身のようにドロドロとしており、目を動かすと硝子体のにごりも一緒に動くため、その影も一緒に動いてみえたりします。おなじころ、網膜が刺激されて暗いところでピカピカ光って見える症状(光視症、こうししょう)がでることもあります。残念ながら治療法はありません。ある程度時間がたつと、だんだんうすくなって気にならなくなります。しかし数ヶ月~数十年くらい残ることもあります。ほとんどの飛蚊症は、病気ではありません。しかしまれに網膜剥離(もうまくはくり)や眼底出血(がんていしゅっけつ)などが原因となったり、そのまえぶれであることもあります。ご心配でしたらくわしい眼底検査(がんていけんさ)を受けてください。


結膜炎

まぶたの裏側の赤い部分と白目の表面にはうすい透明な膜があり、結膜(けつまく)とよばれています。この結膜に炎症がおこることを結膜炎といいます。結膜炎になると、目が赤くなる、目やにが出る、ごろごろする、かゆい、涙が出る、などの症状が出ます。原因としては、ばい菌、ウィルス、アレルギーなどがあり、それぞれ細菌性結膜炎(さいきんせいけつまくえん)、ウィルス性結膜炎、アレルギー性結膜炎とよばれます。治療としては、細菌性の場合は抗菌薬アレルギー性では抗アレルギー薬がよくつかわれます。また炎症をおさえるために抗炎症薬もつかわれます。通常目薬を使用して1週間程度でかなり症状は改善します。アレルギー性結膜炎はかゆみが強いという特徴があります。代表的なものに花粉症があります。ウィルス性結膜炎は充血、めやに、ごろごろなどの症状が強く、ほかの人にうつることがあります。また他の結膜炎より症状が長引くことがあります。


白内障

人間の眼はよく「カメラ」にたとえられますが、人間の目の中で「カメラのレンズ」に相当するのが水晶体(すいしょうたい)という組織です。水晶体はもともと透明ですが、この水晶体がにごってしまうことを白内障といいます。白内障になると、光が目の奥にとどきにくくなり、まぶしい、かすむ、だぶって見える、視力がおちる、といった症状がでてきます。白内障のおおくは、白髪と同様、加齢によるもので、歳をかさねることで水晶体が硬くなりにごりを生じてきます。加齢以外にも糖尿病、アトピー性皮膚炎などの病気や、けがから白内障をきたすこともあります。自覚症状がない段階では経過観察となりますが、進行した場合の治療法は基本的には手術しかありません。手術はにごった水晶体を取りのぞき、新しく眼内レンズというレンズを挿入するものです。早く手術しても遅く手術しても基本的に結果は変わりませんが、あまり進行すると手術が難しくなり、合併症が起こりやすくなります。たいていの人は手術により昔と同じくらい見えるようになりますが、眼底などに異常がある場合はこのかぎりではありません。手術後にもう一度白内障が再発することはありません。しかし、術後しばらくしてから目に入れた眼内レンズの裏側がにごって、視力低下をきたすことがあります。これは後発白内障(こうはつはくないしょう)といいます。後発白内障は、ほとんどの場合レーザー治療により改善します。


緑内障

緑内障とは、「視神経がへこんで障害され、視野が欠けてくる病気」です。検診で乳頭陥凹拡大(にゅうとうかんおうかくだい)といわれる方がいらっしゃいますが、これは「視神経がへこんでいるので緑内障の可能性がある」という意味です。40代以降の20人に1人が緑内障という調査結果もあり、けっしてめずらしい病気ではありません。もう一つ重要なのは眼圧(がんあつ)、つまり目のかたさです。眼圧の正常値は一応10-21mmHgとされ、以前は眼圧が高いのが緑内障の原因と考えられていました。しかし今では「適正な眼圧」は個人によって異なっていると考えられており、眼圧が正常でも視野が欠ける正常眼圧緑内障(せいじょうがんあつりょくないしょう)がもっとも多いということがわかっています。これとは反対に、眼圧が高くても視野に異常がない場合は、緑内障ではなく高眼圧症(こうがんあつしょう)とよばれます。両親や家族に緑内障の方がいる、近視が強い、糖尿病がある、ほかに目の病気がある、といった人は緑内障になりやすい傾向があります。ごく一部をのぞくと自覚症状は末期まであまりないので、定期検査をうけずに放置すると、気がつかないうちに視野が欠けてしまいます。いったん狭くなった視野がもとに戻ることはないので、早期発見、早期治療が重要です。治療は、多くの場合、眼圧を下げる目薬を使用します。眼圧が正常だったり、視野欠損が軽度の場合、点眼を使用せずしばらく経過をみる場合もあります。目薬だけでだめな場合は、飲み薬や手術が必要になることもあります。


加齢黄斑変性

黄斑変性症はカメラのフィルムにあたる網膜(もうまく)という組織の中心部である黄斑(おうはん)というところに悪い血管(新生血管)ができて網膜剥離や出血を生じる病気です。一番多いのが加齢(かれい)黄斑(おうはん)変性(へんせい)といって、年齢を重ねることによっておこります。他にも高度近視によるものや、原因不明のものもあります。

加齢黄斑変性の主な症状は、視野の中央が見づらい、ゆがむ、視力が落ちる、といったもので、周辺の視野には通常問題ありません。両目にみられることもめずらしくありません。アメリカでは中途失明原因の1位で、日本でも近年急増しています。眼底検査や造影検査などで診断します。 

治療としては、光線力学療法(こうせんりきがくりょうほう)(PDT)と抗VEGF療法があります。PDTは特殊な薬を腕から注射した後に目にレーザーをあてます。抗VEGF療法は、新生血管を弱らせる薬を直接目に注射する方法です。効果は人によって違います。また元通りになるわけではありません。効果がなかったり治療を何度か行なうこともあります。加齢黄斑変性の危険因子には高血圧があります。また喫煙との因果関係がはっきりしていますので、たばこはひかえてください。ビタミンC、E、亜鉛、銅、βカロチンが視力低下の程度を防ぐ効果があるとされています。



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https://www.ntt-east.co.jp/kmc/guide/ophthalmology/eye_diseases.html