自民党の税制調査会は29日(水)、30日(木)と主要項目の審議に入りました。午前中はメンバー限定の正副・顧問・幹事会議、午後は同じ内容で誰でも参加できる平場の会議。副会長の私はもちろん、午前、午後とも出席。

 定額減税、外形標準課税、個人所得課税(扶養控除と児童手当との関係)、固定資産税、防衛力強化に係る財源確保などについて、積極的に発言。

 このところ午後の平場で、堂々とメモを見ながら発言している議員をちょくちょく目にします。以前では考えられなかった光景です(メモを見て発言すると幹部から「自分の言葉で述べよ!」と叱責された!)。役所や団体の振付けどおり発言するのは議員の質の低下に他なりません。

 29日(水)に町村議長会全国大会があり、前日の28日(火)は各町議長に会館に来ていただく。選挙区外の太子、多可、佐用、上郡、市川、福崎、神河などの議長がわざわざ寄っていただくのは嬉しいものです。

 参議院では27日(月)から29日(水)まで補正予算審議。29日(水)に参議院地方創生デジタル特別委員会に出席。衆議院で全会一致で可決した、低所得者への給付金を非課税、差押え禁止とする議員立法の趣旨説明を衆議院を代表して行う。参議院も全会一致で可決。私も委員長として少しは働いています。

 補正予算は29日(水)に成立。同日付で公共事業の箇所付けなどを関係省庁が公表。

 私の選挙区関係では、
   北近畿豊岡自動車道(Ⅰ期)     300百万円 (Ⅱ期) 100百万円
   山陰近畿自動車道 (浜坂Ⅱ期) 3,200百万円
       〃    (竹野道路)   290百万円
   国道175号   (西脇北バイパス)240百万円
   国道429号   (榎峠バイパス) 530百万円
   円山川      (河川改修) 1,078百万円
   加古川      ( 〃  ) 1,355百万円
   猪名川      ( 〃  )   240百万円
の他、砂防、下水道、農業整備、治山事業なども発表される。

 今回の補正予算では物価高騰対策のために、自治体に「重点支援地方交付金」が交付されます。交付金のうち「低所得世帯支援枠」は住民税非課税世帯に1世帯当たり7万円を支援するもので、「推奨事業メニュー」は自治体が地域の実情に合わせて必要な生活者支援、事業者支援をきめ細やかに実施しようとするものです。

 「推奨事業メニュー枠」は全国で5,000億円、人口、税収、財政力、条件不利地等の要素を考慮して額を決定しています。

 ちなみに兵庫県は10,428百万円
   川西市   272百万円  三田市  163百万円
   猪名川町   59百万円  丹波市  170百万円
   丹波篠山市 114百万円  豊岡市  228百万円
   養父市    79百万円  朝来市   85百万円
   香美町    65百万円  新温泉町  51百万円
となっています。

 せっかくの交付金です。知恵を絞って有効に喜ばれるように使ってほしいものです。

【兵庫県町村議会議長 松浦崇志会長(太子町議長)】

【兵庫県町村議会議長会の皆様との意見交換会】