23日(月)の岸田総理の力強い調子の所信表明演説を受け、24日(火)と25日(水)は各党代表質問。

 泉健太立憲民主党代表は経済対策、人への投資(福祉職員の処遇改善等)、未来への投資(省エネ・再エネへの大胆投資等)など重要課題と政治姿勢を政府に質し、自民党の稲田朋美幹事長代理は経済、財源確保、女性活躍、行財政改革、外交・防衛、地方などについて質問。

 泉代表は厳しい調子で追求。稲田氏の質問時は時に野党席からも拍手。もっと与党席からも拍手が欲しかった内容でした。私は稲田さんらしい、いい質問内容だったと思いました。

 水曜日も引き続き、各会派代表質問。

 25日夜、福島へ。沿岸部の双葉町のホテル泊。

 25日(水)、26日(木)は全国災害ボランティア議員連盟の福島現地視察と研修会。全国の地方議会議員中心に38名参加。私は会長として二日目から参加。

 一日目は昼に全国から福島駅に集合。午後浪江町の震災遣構である請戸小学校、そして隣の双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館、太平山霊園などを視察したとのこと。

 私も同行した二日目は、まず中間貯蔵施設、東京電力が設置した廃炉資料館、そして福島第一原子力発電所の構内視察。

 中間貯蔵施設は約16㎞²、東京ドーム約340倍の広さ。工事情報センターでの全体説明のあと土譲貯蔵施設、今なおそのまま残っている民家、社会福祉施設、雑草がばびこるかつての田圃、そして徐去土譲の再生利用の実証事業箇所などを回る。

 原発については廃炉資料館での説明、そして福島第一原子力発電所内会議室での概要説明のあと、構内を専用バスで回る。ALPS処理水の放出場所、1~4号機のブルーデッキなどでは降車し、説明を受ける。放射能の低下により以前と違いマスク、ヘルメット、線量計のみで構内の大部分(96%)が視察可能とのこと。

 中間貯蔵施設については環境省、原発については東京電力にお世話になりました。丁寧な説明をいただきました。

 帰宅困難区域では今なおそのまま放置されている家屋、建物、伸び放題の雑草、人気(ひとけ)のない静かな夜、巨大な中間貯蔵施設、そして第一原発の1~6号機貯蔵タンク群。多くの皆さんは問題の大きさ、自然災害とはまた違う厳しい現実とこれからも長く続く復興期間などに思いを馳(は)せたことと思います。



【福島第一原子力発電所】



【中間貯蔵施設】