19日(土)は台風7号の被災地現場視察。鳥取、兵庫、京都を日帰りで行程を組む。

 各府県現場視察は2箇所、意見交換会は必ず行うという考えで、日程を固めていった。

 朝、6時前赤坂宿舎発。朝一番の鳥取行の飛行機に搭乗。

 8時過ぎに鳥取に着く。鳥取市佐治町の道路崩落現場、八頭(やず)町の道路と橋の崩落現場を視察。平井知事、市町長だけでなく、石破代議士などもお忙しい中、同行される。10時半過ぎから鳥取県庁で意見交換、要望書受領。

 次に海岸沿いに兵庫県に入る。香美町香住区の床上浸水(数十戸が浸水)現場を視察。海に近く、元々地盤が低いところとのことですが、再度災害防止の工法を地元とよく相談するよう依頼。次に矢田川を上り、土砂が3軒の民家を押し潰した現場に。もともと山間部から集団移転した住宅を襲った土砂崩れ。齋藤知事、浜上町長、地元県会議員などと現場視察。住民の皆さんにもお見舞いの声をおかけする。被災者の希望に沿った行政の対応を町長に要請。

 14時前から知事、市町長、県会議員と意見交換、要望書受領。

 終了後、京都に向かう。さすがに行程最後の京都府には予定より遅れて16時半過ぎに福知山市大江町に着く。

 西脇知事、大橋市長、本田代議士などと道路陥没現場と河川土砂堆積現場を見る。

 今回の福知山の災害被害は今まで私が見てきた由良川の氾濫、内水などと違い、山の沢からの急激な増水によるものでした。なかなか対策が難しい面もありますが、しっかりと原因を究明して対策を講じなければなりません。

 18時前から福知山市役所で意見交換、要望書受領

 3つの府県に共通する要望は
• 激甚災害への早期指定
• 早期の災害査定と机上査定の活用
• 被災者生活再建支援法の拡充と基準緩和
• 必要な予算・財源の確保
• 国土強靭化対策の更なる推進
• 観光・農産物の風評被害防止対策
• 特別交付税配分の特別の配慮
などでした。直ちに制度改正を行うのは厳しいですが、要望をしっかりと受け止めて、可能な限り、被災者の立場に立った運用に努めていきます。

 福知山市役所を出発してトイレ休憩を入れて約2時間で神戸空港に着く。東京最終便の20時25分発の飛行機で羽田へ。

 今日の移動距離は500km位でした。

【香美町香住区】


【香美町村岡区】