本会議や委員会の質疑は政府としてきちんとした対応が求められますので、答弁のために時に詳しく調べて大変勉強になることがあります。

 先週木曜日(6月1日)の衆議院災害対策特別委員会での吉田宣弘(のぶひろ)委員(公明党)の質問もそうでした。

 公共事業の必要性を認めた上で公共事業の実施に当たっては「法に叶(かな)い、理に叶い、情に叶うものでなければならない」と地元の室原知幸氏(「蜂の巣城闘争」で有名な、日本史上最大のダム反対運動の指導者)の言葉を引用しながら、大臣としての見解を問うものでした。

 私は法令をしっかりと守り、科学的で合理的な考え方で、加えて地域や地元住民の思いに寄り添った姿勢で公共事業に当たるべきだ。室原知幸氏の指摘を大事にして仕事に取り組みたい旨を答えました。

 最終的に下筌(しもうけ)ダム、松原ダムは完成しましたが、室原氏の考え方は「水源地域対策特別措置法」の成立へとつながっていきます。私も蜂の巣城抗争について少しは勉強させていただきました。

 今週の国会本会議は、5日(月)の参議院本会議で質問通告(サイバーディフェンス関連)、6日(火)の衆議院本会議で活火山法と国土強靭化法の一部改正案の可決、8日(木)の衆議院本会議で各委員会からの議了処理。

 委員会は明日(9日)、参議院の災害対策特別委員会が開かれる見込。

 今週も首相や各閣僚出席の会議が、男女共同参画会議(5日)、犯罪被害者等施策推進会議(司会、進行は私)・デジタル社会推進会議・水素等再生可能エネルギー関係閣僚会議(いづれも6日)、更に9日(金)には外国人材の受入れ等に関する関係閣僚会議と知的財産戦略本部会合が開催予定。

 5日(月)には私が会長をしている全国災害ボランティア議員連盟の総会・研修会。細川かをり事務局長(福井県議)ら全国から20名程の精鋭が集結。皆さん立派な志と熱心な取組み。頭が下がります。

 要望などは、神戸市、長崎県、大分県、富山県などの知事さんなど。

 今週はその他、全米さくらの女王歓迎会、伊藤玄二郎先生の来訪、大日本水産会の懇親会、日本海沿岸地帯振興議員連盟の会合など。

【全米さくらの女王歓迎会(6月5日)】

【全国災害ボランティア議員連盟意見交換会(6月5日)】

【犯罪被害者等施策推進会議(6月6日)】

【デジタル社会推進会議(6月6日)】

【大石長崎県知事より要望(6月6日)】

【佐藤大分県知事より要望(6月7日)】

【日沿連世話人会(6月8日)】