10日(水)は5日(金)に発生した“2023能登地震”被災地へ現地視察。服装は防災服で靴も防災靴。



 朝、羽田空港より能登空港へ。初めて能登空港で降りる。能登空港から借り上げマイクロバスで珠洲(すず)市へ。

 珠洲市は能登半島の最北端にあり、人口1万3000人弱。本州で人口が最も小さい市。高齢化率も50%を超え、空家も約2割。

 珠洲市一番の観光地「見附(みつけ)島」に行く。高さ28mの大きな岩がそびえ立ち、別名「軍艦島」とも呼ばれている。今回の地震で岩や土が崩れ落ちている状況を見る。

 市の中心に近い正院町(しょういんまち)に着く。泉谷(いずみや)市長の説明を聞きながら、珠洲市で一番被害が多かった地区の家屋被害の現状を歩いて回る。国土交通省の内藤北陸整備局長、平井北陸運輸局長も同行。

 次に市内の土砂崩落現場に行く。大量の土砂が崩れ落ち、近くの民家も相当損壊している模様(家屋が傾き、正確な被害状況は今後の調査次第)。

 現場のあと市役所に。市長、そして隣の大森能登町長などと意見交換。

 被害状況、対応状況、そして要望などをお聞きする。半壊世帯への支援、高齢者への対応、防災DX、今秋予定の「奥能登国際芸術祭」などへの支援の要望を受ける。

 意見交換のあと、金沢市の県庁へ向かう。南へ2時間余りの移動。

 16時過ぎから馳知事、西垣副知事(経済産業省から出向。私の選挙区の兵庫県豊岡市出身の元大蔵次官が父)らと意見交換。

 知事らしくポイントを押さえた要望を受け取る。珠洲市をモデルとした防災DXに取り組みたいとの強い熱意を感じる。

 終了後、知事とぶら下がり取材を受ける。

 19時前小松空港発の飛行機で東京へ。

 県庁から相当時間を要するエリアにあり、高齢化、人口減少、空家などが進む地域で起きた今回の地震。

 しかし泉谷市長を始め地元関係者は奥能登を愛し、誇りに思い、なんとか地域の魅力、可能性を更に引き出したいとの思いです。

 まだこの地域の地震活動は続いていますが、この秋の国際芸術祭(3年に1度)が成功できるように私も汗をかいてまいります。

【家屋倒壊現場視察(珠洲市正院町正院)】

【土砂崩落現場視察(珠洲市正院町岡田)】



【意見交換(泉谷珠洲市長、大森能登町長)】



【意見交換(馳石川県知事、焼田県議会議長)】