15日(土)は高知出張。目的は南海トラフ沿いの巨大地震に係る防災対策の視察及び意見交換。

 朝7時40分羽田発の飛行機で高知へ。東京そして高知も雨。羽田発の飛行機には高知の尾﨑正直衆議院議員(前高知県知事)も同乗。この日一日同行していただく。

 高知龍馬空港から高知港へ。まず高知港を中心とする港湾エリアの津波対策を視察。地元の山本有二、中谷元両代議士も顔を出していただく。

 高知市はゼロメートル地帯が多く、津波が街深く侵入する恐れがあることから、三つのラインによる「三重防護」の対策を進めているとのこと。全国的にも極めて稀な対策手法であるとのこと。

 やや強い雨の中、船上視察もさせていただく。

 港湾視察後、バスで県の西部に向かう。四万十(しまんと)町で昼食。

 昼食会場で衝撃の連絡が入る。警察庁の秘書官からの電話。選挙応援中の岸田総理に不審物が投げられたとのこと。総理は無事だとのこと。断続的に連絡が入り、残りの街頭演説は予定どおりとのこと。

 四万十町から更に西へ。黒潮町に入る。

 日本一(松本黒潮町長の話では世界一)とも言われる津波避難タワーを視察。その大きさ、高さに驚く。尾﨑代議士の勧めにより一番上の22mの避難フロアまで歩く(正直な話、私は高い所は苦手)。最大浸水深が18mとのことで、想定される最大の津波が来ても大丈夫とのこと。あとは津波が襲ってきた時にいかに早く、タワーの上に登るかです。

 タワーのあと、「大方あかつき館」へ。ここは2016年「世界津波の日 高校生サミット」が開かれた会場。図書館などの複合施設。この場所にも津波避難タワーが設置。

 近くの海に行き、サーフィンが盛んな砂浜を見る。この時季、この天気でもそこそこのサーファーがサーフィンを楽しんでいました。

 そのあと、津波対策で移転新築した黒潮町役場へ。濵田(はまだ)高知県知事、岡崎高知市長、中尾四万十町長、松本黒潮町長と意見交換。」

 皆さんからの要望、また、行政の人手不足、(特に技術職員)住民の防災意識などについて意見交換。

 終了後、ぶらさがり記者会見。今回の視察の話の前に、私の方から国家公安委員長として今日昼前の和歌山の事件についてコメントする。「選挙活動への暴力は民主主義への挑戦であり、許されない。今後、国民の理解と協力を得て警備を全うしたい」と述べる。

 会見終了後、ノンストップで高知へ向かう。バスで約2時間余り。黒潮町へ来る時も帰る時も尾﨑代議士、荒瀬四国整備局長から高知の諸課題について話を聞く。四国整備局長の幅広い知識、地域の歴史、由来、名物など多方面への雑学にビックリし、感心しました。

 また、帰りのバスの中で、警察庁の警備局長などと連絡をとり、状況把握。

【高知港 船上視察(港湾業務艇とさかぜ)】

【佐賀地区津波避難タワー(黒潮町)】





【大方あかつき館(黒潮町)】