23日(木)の祝日は宮中へ。「天皇誕生日祝賀の儀」に出席。モーニングコートで皇居へ。

 11時半より正殿松の間にて、岸田内閣総理大臣より祝詞。天皇陛下より御言葉を賜る。

 24日(金)はロシアがウクライナ侵略を開始して1年の節目。「朝日」「毎日」の見出しは「侵攻1年」、「読売」「産経」の見出しは「侵略1年」。価値中立的な「侵攻」より自衛の対義語である「侵略」の方が私の気持にぴったり合います。

 一年前、まさかと思いました。ヨーロッパで、これほど公然と軍を使い他国に攻め入るとは思いませんでした。自らの「認識の甘さ」を思い、その後、
 •黒田祐次「物語ウクライナの歴史」中公新書
 •小泉悠「現代ロシアの軍事戦略」ちくま新書
 •小泉悠「ウクライナ戦争」ちくま新書
 •セルヒー・ルデンコ「ゼレンスキーの素顔」PHP研究所
などを読み、少しは勉強しました。(最後の本は読書中)。

 軍事に精通している小泉悠氏でさえ、21世紀の世界は「激しく総力戦はもう起こらない。巨大な軍隊同士が激しく会戦を行ったり、国民を総動員するような大戦争は歴史の教科書の中だけの出来事になる」と考えていたとのこと(「ウクライナ戦争」P18)。プロでさえ反省させられた大事件だったとのことです。

 24日(金)は閣議、続いて官邸で「物価・貸金・生活総合対策本部会議」そして記者会見と続き、昼前、この度国家公安委員を退任される小田尚(たかし)氏と懇談。