20日(土)は「8月3日からの大雨」関連で新潟県への現場視察。

 佐々木秘書官他職員2人、そして警護官(SP)の5人で出張。8時過ぎの新幹線で新潟へ。新潟市から北東へバス移動。1時間余り。村上市に着く。

 村上市では災害ゴミ仮置き場、浸水戸数約800戸であったJR坂町(さかまち)駅周辺、淒(すさ)まじい土石流被害を受けた小岩内(こいわうち)地区、そして取水口に土砂が堆積し一時農業用水が使えなくなった荒川頭首工などを視察。

 災害ゴミ仮置場は新潟市などの協力もありピーク時と比べれば相当少なくなったとのこと。また、小岩内地区は甚大な被害を受けたにも係わらず、人的被害はなかったとのこと。区長さんなどの的確な避難誘導、加えて昭和42年の大水害を忘れずに早めの避難が功を奏したように思います。

 荒川頭首工は荒川沿いの田畑3,300㏊に用水を送っています。一時期の断水が米にどういう影響を及ぼしているのか、現時点では判らないとのこと。気掛りです。

 村上市のあと、関川村に移り、温泉地である湯沢(ゆさわ)地区の土石流被災地を見る。山からの土砂が集落を直撃し、多くの被害を持たらしました。

 ボランティアの方々もおられたので少しお話を伺う。高校生もいました。そして78歳の三人組の方々もいました。立派です。体を大事にして頑張って下さいとお伝えする。

 湯沢地区視察のあと、関川村役場で意見交換会。

 花角新潟県知事、高橋村上市長、加藤関川村村長から幅広い要望を受け止る。

 私はそれらをしっかりと受け止め、スピード感を持って全力で対応するとお伝えする。なにしろ今回の大雨は最大で時間雨量160mm、一日600mmという恐怖を感じさせるほどのものでした。

 そのあと取材に来られている記者への会見。

 今日の天気は曇時々雨。しかし強い雨ではありませんでした。

 2年前、私は党の過疎対策委員長として村上市に委員会視察に来ました。高橋市長とは久し振りでした。

 被災地が少しでも早く立ち直れるよう私も担当大臣としてしっかり取り組んでいきます。

 22日(月)は奈良出張。近鉄大和西大寺駅前の銃撃事件の現場視察。国家公安委員長としての仕事。

 朝、7時40分過ぎの新幹線で京都へ。京都から近鉄特急で大和西大寺駅へ。東京駅、京都駅、大和西大寺駅などで警護の警察官が目立ちます。

 近鉄大和西大寺駅で鬼塚奈良県警本部長より当日及びそれ以前の直近の状況、現場の状況等の説明を受ける。駅北口現場で黙祷。北口のあと南口に行き、6月28日に安倍元総理が街頭演説をされた現場も見る。

 現場視察のあとプレス取材。多くの記者が取り囲む。私から現場を視察しての決意、今後の決意などを述べる。

 視察を終えて、現場を訪れることの大切さを改めて思いました。被疑者が直前まで立っていた場所と安倍元総理との近さを実感しました。

 昼過ぎ、奈良県庁に移動し、旧知の荒井奈良県知事と食事をしながら懇談。コロナ対策、観光など地域振興策、安倍元総理銃撃事件など幅広いテーマをいろいろと話す。

 終了後、京都回りで東京へ。

【新潟県現場視察】




【奈良県襲撃事件現場】