今週も予算委員会が連日続いています。着実な質疑の進展と併せて、来週の終局を見据えた日程を固めていかなければなりません。

 野党は、藤井前経済安全保障法制準備室長異動の件と二之湯大臣の寄付の件などを重点に攻めようとしています。

 その攻勢をどう凌(しの)ぎ、どのように対処するかが与党としての力量が問われるところです。

 14日(月)は一般質疑、15日(火)は中央公聴会、16日(水)と17日(木)は分科会と続きます。分科会とは省庁別審査のような性格で、主に各党若手・中堅議員の担当大臣への質疑です。

 予算委員会分科会での質疑は、各議員の地元絡みの案件が数多く出ます。

 とりわけ私が属することとなった第8分科会(国土交通省所管)は地元関連の要望が特に数多く出ます。国道〇〇号線の整備促進、〇〇川の整備、JR〇〇線の複線化、〇〇市街地整備事業の推進、〇〇地方の除廃雪経費への助成、平成〇年災害からの復旧促進などなど。

 18日(金)は今国会予算委員会での4回目の集中審議。テーマは「社会経済情勢・外交等内外の諸課題」。

 この集中審議に立憲民主党の持ち時間を予算委員外の「れいわ新選組」に譲りたいという要望が出てきました。

 私は与党筆頭理事として

 ・総理が出席し、TV中継がしばしばなされる予算委員会では先例がない。

 ・国会は会派主義が原則であり、会派の議員数に応じて配分された委員以外の議員の発言はあくまで例外であり、他委員会でもみだりに認めているわけではない。

 ・百歩譲って認めるにしても、一日限りで予算委員の1枠を獲得し、正規の委員として質疑する仕組みを利用してはどうか。と主張し、要望をお断りしました。

 18日(金)の集中審議は15人。その中でも午前中の野田佳彦元首相の質疑は格調高いものでした。

 項目は
  ・経済外交について
  ・皇位継承有識者会議報告書について
  ・国境離島について
の三つ。日本の今後のあり方を問う鋭い視点での質問でした。

 18日(金)の昼の理事会は激しい遣(や)り取り。

 我々は審議時間が積み上がっていることから21日(月)の質疑終局、採決を主張し、野党側は審議が尽くされていないとして採決に反対。結局委員長職権で21日(月)にセット。

 与野党の溝はできたままです。

 今、18日(金)の午後2時。

 午後、与野党の国対委員長会議など、様々な動きがありそうです。予算委員会終了後にもまた理事会が開かれそうです。

予算委員会第八分科会(衆議院分館14委員室)




予算委員会(2月18日)