河合雅雄(かわい・まさを)氏が14日、御逝去されました。霊長類学者で「サル学」の世界的権威などと報じられています。そのとおりですが、一方、地元兵庫県のためにも、教育委員、人と自然の博物館長、森林動物研究センター所長、丹波の森公苑長なども務められました。

 確か兵庫県独自の中学生の「トライやる・ウィーク」(地域に学ぶ体験活動週間)を教育委員の時に開始(1998年度~)されたと聞いており、里山、動物、自然をこよなく愛され、お会いすると、穏やかでいつもニコニコしている感じでした。

 また、日本で唯一の冒険賞である「植村直己冒険賞」の選考委員を創設当時からされていました。

 冒険賞受賞者に、植村さんの故郷豊岡市日高町国府地区の皆さんが、手作りの祝賀会を毎年地元で開いています。その場で、河合先生御夫妻としばしばお話しをさせていただきました。

 文化庁長官とされた弟の隼雄(はやを)氏にも長官室にお願いに行くなどお世話になりました。

 丹波篠山、兵庫県というより、日本の誇る碩学を失いました。河合兄弟の巨人の一人も失いました。

河合雅雄先生にいろいろと学ばさせていただきました。御逝去を心より悼みます。

17日(月)の午前中は、知事選絡みで、神戸市内の団体挨拶回り。

 昼過ぎ東京へ。

 夕方、復興の第10次提言勉強会。産業・なりわいの再生、国際教育研究拠点の推進などの方策について議論。