8日(日)の朝は志帥会の講演。そのあと、新幹線で郡山から富山に向かう。

 党の「砂防事業促進議員連盟」の現地視察。一昨年、昨年と立山砂防への視察を計画していましたが、「台風」「豪雨」そして「七月豪雨災害」で、2年続けて中止を余儀なくされていました。3年来の悲願です。

 昼頃には富山に着き、富山県美術館の企画展などの鑑賞、市内敬策、サウナなどで夕方の議連メンバーの到着を待つ。

 鈴木俊一会長(オリパラ担当大臣)ら議連のメンバーがほぼ出揃い、夕方から、石井富山県知事らと食事をしながら意見交換。

 3,000m級の山から一気に流れ落ちる常願寺川は、日本有数の急流河川で、しばしば大崩壊し、下流域を苦しめていました。

 それを克服すべく初代立山砂防所長の赤木正雄氏は白岩(しらいわ)砂防堰堤(えんてい)などの砂防施設建設に取り組み、今日の立山カルデラ砂防の基礎を築り上げました。赤木氏は私の故郷兵庫の豊岡市出身で「近代砂防の父」とも呼ばれ、白岩堰堤は砂防施設としては初めて国の重要文化財に指定されています。

 9日(月)朝8時半、議連のメンバー10人はホテルを出発。

バス、砂防工事専用トロッコ(軌道)、そしてバスと乗り継ぐ。

 県立立山カルデラ博物館、水谷平、鳶(とび)崩れ崩壊地、シャター付き砂防堰堤、天涯の湯、白岩砂防堰堤、砂防工事無人化施行現場、多枝原平展望台、泥谷(どろだに)砂防堰堤群、跡津川断層、有峰記念館と夕方までかけて回る。

 初めて白岩堰堤を見ました。昭和の初期にこれだけの施設を築り上げたことに感動し、先人の偉大さに敬意と感嘆の念を新たにしました。

 充実した視察でした。途中、鈴木大臣が党の総務会長に内定という嬉しいニュースも入って来ました。

 夕方、東京へ。

立山カルデラ博物館

砂防工事専用トロッコ

砂防工事専用軌道

白岩砂防堰堤