21日(水)から2泊3日で衆議院国土交通委員会の北海道視察。理事会メンバー10人らと道央、道東部に赴き幅広い分野を現地視察。

 災害復旧関係では、昨年の北海道胆振(いぶり)東部地震の被災地(厚真町、札幌市清田区)。復旧は進んでいるものの、まだまだ道半ばです。

 インフラ関係では、北海道横断自動車道(釧路西IC付近)、釧路港など。事業実施効果も既に表れています。

 空港関係では、新千歳空港、丘珠(おかだま)空港、釧路空港、女満別(めまんべつ)空港。北海道では7つの空港を民間が運営することとしており、現在準備の最終段階となっています。

 ただ韓国からの観光客が激減していることに懸念を抱いておられます(我々も同じ気持ちです)。

 鉄道関係では、JR北海道の新千歳駅、観光列車(ノロッコ号)とローカル線(釧網(せんもう)線)の実車体験、超小型モビリティ(電気自動車)の乗車体験(清里町)。厳しい状況ではありますが、JR北海道も前向きに頑張っています。

 街づくり、地域づくり、観光関係では、網走市のかわづくり、サイクルツーリズム(道の駅摩周温泉)、川湯エコミュージアムセンター、知床自然センター、斜里町の地域創生など。それぞれ、雄大な自然を生かした取組みを進めていました。

 また、北の守りの拠点としての釧路海上保安部の巡視船「そうや」にも現場視察。

 地元関係者との意見交換も積極的に行いました。

 地震被災自治体、釧路市、清里町、WILLER(ウィラー)社、JR北海道、斜里町、網走市、空港民営化関係者など。

 実り多い出張で、北海道のポテンシャルを再めて感じました。ただ、大変ハードで忙しい視察でした。

 24日の土曜日は、明朝、オイスカ視察でインドに出張予定なので東京。

 朝、久し振りに宿舎の階段を最上階の28階まで歩く。私の4階から約500段。汗が出ます。

 海外視察と身の回りの買物、日枝神社への古札の返納、また、ハンカチのアイロンがけなども。

 昼過ぎから上野の国立西洋美術館に。開館60周年記念企画展の「松方コレクション展」へ。音声ガイドもお借りし、常設展も併せて2時間、ゆっくりと多くの作品を鑑賞。

 神戸の川崎造船所社長でもあった松方幸次郎の蒐集品を展示。フランス政府管理下の松方コレクションが戦後、日本への返還条件として建てられたのが立派な美術館で、それが国立西洋美術館なのです。そうした経過を知る人は残念ながら多くはありません。

新千歳空港視察


厚真川水系日高幌内川大規模河道閉塞対策視察


厚真町福祉センター・意見交換会


札幌市清田区里塚・液状化被災現場視察


釧路海上保安部視察


釧路海上保安部巡視船「そうや」


釧路海上保安部巡視船「そうや」船内


釧路港視察


観光列車「ノロッコ号」


川湯ミュージアムセンター視察


超小型モビリティ乗車体験