27日(水)は衆議院国土交通委員会の北海道視察。

 アイヌ新法の法案審議を前に、施策の実施状況などを調査する目的。日帰り出張で、理事会メンバー12人全員と北海道選出の3人の議員が参加。

 朝8時の飛行機で北海道へ。建設中の「民族共生象徴空間」(アイヌの文化振興等のナショナルセンター)の整備状況、旧小学校の建物を利用して展示物などの準備をしている状況、更に伝統的な舞踊も少しだけ見させていただく。

 昼食後、関係者との意見交換へ。今回の出張で一番大事な仕事。

 自治体関係者、アイヌ民族の保存伝承をされている関係者、そして学識者、各3人づつ、合わせて9人の方々から1時間余り御意見を伺い、そのあと1時間余り各会派との意見交換。

 アイヌの歴史、法案の意義などは、あらかじめ勉強はしていましたが、先住民の権利はどこまで認められるのか、どのような仕組みが望ましいのか、実効あるアイヌ施策とは何なのか。関係者の意見、考え方にも差はありますが、私にとっては理解がより深まりました。同時に課題解決に向けての絶ゆまざる国民の努力が必要だと改めて痛感させられました。

 夜、東京に帰る。遅れて、鳥取、兵庫県境の市町長と国会議員との意見交換に顔を出す。