8月12日(日)午後2時、羽田空港出発。パリ経由で南米のパラグアイ共和国へ。

 羽田からパリまで12時間。乗り継ぎでブラジルのサンパウロまで12時間。サンパウロで更に乗り継いでパラグアイの首都アスンシオンまで2時間。パリとサンパウロでの待機時間も含めると片道36時間。

 12日(日)に出発し、18日(土)の帰国まで、機内で3泊、アスンシオンのホテル3泊の7日間の長旅です。

 13日の昼過ぎ、アスンシオンに無事到着。駐パラグアイ大使の石田夫婦、パラグアイ上院のパラグアイ日本友好議員連盟会長のエルメリンダ・アルバレンガ女史らに出迎えていただく。花束までいただきました。

 到着日の午後、早速、アブド・ベニテス次期大統領、カスティグリオーニ次期外相と次期大統領の私邸で会談。私は、安倍総理からの祝意を伝達する親書をお渡しするとともに、新政権との間で、引き継ぎ両国間の良好な関係を継続・強化したい旨をお伝えしました。

 新大統領からは、これまでの日本の支援への謝意が表明されるとともに、特に日本企業の進出を期待、歓迎する旨を強調されました。

 会談は、カスティグリオーニ外相の訪日(今春来日された)時の話などで盛り上がり、約50分間にも及びました。

 この日の夜、大使公邸で日系社会関係者との夕食会。パラグアイ各地の日本人会会長、ホセフィーナ・ヤマダ女史(日本人移住者支援に尽力)、田岡元パラグアイ駐日大使なども顔を出していただきました。

 14日(火)午前中は、トヨトシ前パラグアイ駐日大使が設立された「日本パラグアイ学院」の視察と日本人移住者支援に大変貢献されたミランダ女史墓参。

 日本パラグアイ学院は日本人の持つ良さ(我慢すること、真面目に働くこと、努力すること、人を尊敬することなど)に力を入れ、故ミランダ女史は、日本人移住者の庇護に尽力され、「全日系人の母」と今なお慕われています。

 昼は、JICA関係者との昼食会。JICA所長、JICA専門家、JICA青年ボランティアの皆さんと。皆さん、前向きで、ひたむきです。

 午後は首都アスンシオン日本人会事務所への訪問と「パラグアイ・日本・人造りセンター」の視察。パラグアイ各地にある日本人会は日本語学校(教室)を行っており、日本のODAで建設された人造りセンターでは幅広い文化・スポーツ活動を展開されていました。

 夜は、大使公邸で上院パラグアイ日本友好議連及びパラグア日本協会関係者との夕食会。5人の上院議員と3人のパラグアイ日本協会の方々と有意義な会食でした。

アブド・ベニテス大統領(写真中央)表敬訪問


カスティグリオーニ外相(写真右)