日曜(29日)の夜、東京。
30日(月)も法務、総務、農林水産、復興など各省庁からのヒアリング、多次朝来市長と特別交付税要望など。
多次市長とは宮田文化庁長官に「日本遺産」指定への要望も。宮田長官は学者だけに豊かな教養を感じさせる穏やかで実直な紳士の印象。
夕方から神戸に日帰りで。県看護連盟の「新年互礼会」。
神戸への行き帰りに、「天皇陛下の退位」についてのレポートを作り上げる。党本部への締切りは明日。
31日(火)は党本部での会合が多い日でした。午後、過疎法の一部改正案は異論なく、総務部会・過疎特合同部会で了承。
午前中、院内で開かれた政調審議会は10本の予算関連法案を審議。
昼には党本部前で「ジビエを味わう会」を大日本猟友会の主催で開催。二階幹事長、菅官房長官も出席。餅つきもあり、私も餅つき。上手なところを披露。見ていると、国会議員の中でしっかり腰を入れて餅つきしている方は少ない。皆さんおぼっちゃんか?
「退位と皇室典範改正についての考えと想い」と題した私の考えを党本部幹事長室に提出。
私の考えは、
⑴70年前には考えられなかった超高齢社会を迎えた今日、天皇陛下の健康状態、国事行為・公的行為などの負担状態などを考慮すると、御退位は止むを得ないと考える。終身在位は、天皇陛下の人間としての尊厳にも関わり好ましくないと思う。
⑵その場合、今、上陛下に限った特例制度ではなく、日本国の象徴であり国民統合の象徴である天皇陛下の退位問題を、憲法改正と同様の重みを持つ課題として国会議員は受け止め、皇室制度の持続のために普遍性のある皇室典範改正に叡智を結集すべきだと思う。
⑶たしかに、時とともに社会情勢は異なり、国民の意識は変化し、皇位継承者との年齢差や皇室の状況など、将来を見通すことは困難だ。
⑷しかし、そうした制約の中でも我々国会議員は各種の法律を作り、条約を批准し、時代に適応した政策を決定し、実施してきたのではないか。そして今、国の基本法たる憲法自体も改正議論を始めようとしているのではないか。
⑸また、憲法には皇位の世襲のあり方は皇室典範で定めるとされており、特例法で対応することは皇室典範の法的権威や規範性を損ねる恐れもある。
⑹皇室典範改正による制度化は将来、時の政権の恣意的な判断の恐れもなしとは断言はできない。しかし、私は国民の健全な常識と判断を我々は信頼すべきだし、我が国の圧倒的多数の国民は天皇陛下や皇室を敬愛し、今後とも敬愛し続けると信じている。国民から信頼され、国民から敬愛されてこそ、皇室制度の未来が築かれると思う。