自民党復興加速化本部(額賀福志郎本部長)は、東北の震災復興策の司令塔といっても過言ではありません。東日本大震災からの復興、特に福島の復興は、今なお厳しく、かつ困難な課題が山積していますが、霞ヶ関の各省庁任せでは前に進みません。政治がリーダーシップを取り、省庁の軋轢を超えながら、地元との丁寧な対話を踏まえた道筋を示し、政府を誘導していくのが、加速化本部の役割です。

 大島前本部長、額賀現本部長は、果たすべき加速化本部の役割をしっかりこなしながら、一見地味ながら、とてつもなく大きなこの日本の課題に立ち向かっています。

 私も事務局長として、国政を担う政治家らしい、また、政治家しかできない仕事に深く関わらせていただいていることに誇りを持っています。

 毎年夏前には、各省庁の翌年度予算要求前に、公明党と共同で政府に提言をしていますが、今年もまた今月末に6回目の提言を行う予定です。

 先月以来、提言案の構成、骨子、本文について、加速化本部長と何度も打合せをし、加速化本部幹部会で議論し、平場(ひらば)と言われる加速化本部総会で議員の意見、注文、要望などをお聞きしています。

 もちろん、福島を始め被災地の関係者とは水面下での調整を同時並行的に行っています。

 福島の帰還困難区域の取扱いが、政府の第6次提言の柱となりますが、それだけでなく、廃炉汚染水対策、除染・中間貯蔵施設、賠償、業(なりわい)の再建策、帰還促進策等も大変大事な内容です。

 17日(水)、お盆明け早々に党本部で加速化本部総会、18日(木)に公明党井上加速化本部長らとの打合せ、19日(金)は加速化本部幹部会と続きました。

 提言案の説明、議員からの要望、注文へのコメント、それらを踏まえた修文等々、事務局長の役割も半端ではありません。