19日(月)~20日(火)は志帥会の夏季研修で高野山へ。高野山は言うまでもなく、真言宗の総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)があり、私も真言宗なので、高野山は私の家の言わば聖地でもあります。

 「山上の大宇宙」とも言われる高野山で、緑を一杯受けながら俗世の喧騒からしばし離れるのもよいでしょう。

 19日(月)朝の特急「はまかぜ」で神戸へ。神戸からバスで待ち合わせ場所の関西国際空港へ。

 12時に集合し、食事のあと広川町にある「稲むらの火の館」へ。我々の頑張りによって、「津波防災の日」が法律で定められたことなどで、濱口梧陵と「稲むらの火」の話は少しは知られてきたのではないかと思っています。この建物は私にとって二回目の視察です。
 
 予定は遅れることも度々あるとは言え、高野山山上の宿坊「無量光院」に到着したのは19時を回っていました。日程表には17時半着予定となっていましたから100分の遅れ。

 夜、土生川(はぶかわ)住職のお話をお聞きしたあと食事。料理はもちろん精進料理。肉や魚類はなく、トウガラシのような香辛料も使用していません。しかし般若湯(はんにゃとう、僧の隠語で酒のこと)は要望に応じて出していただけます。

 今回の研修会の参加国会議員は22名、随行記者は13名ですが、夜は皆さん盛り上がり、お開きは1時半頃だったとのこと(私は12時過ぎに引き上げてお風呂へ)。

 20日(木)朝、二日酔い気味ですが、5時20分起床。6時からの朝の勤行(ごんぎょう)に。暗い中での読経を1時間ジーとお聞きする。
 
 食事後、奥の院、金剛峯寺の視察。

 奥の院には樹齢数百年の大樹とともに、20万~30万基とも言われる墓碑が立ち並んでいます。ここは土葬もOKとのこと。下界との温度差が6度、しかもうっ蒼とした森を歩いていると人間の「生のあり方」を考えさせられます。

 10時から12時まで金剛峯寺の新別殿で研修。話は二階会長、仁坂和歌山県知事、松長有慶管長猊下(げいか)、添田隆昭高野山真言宗宗務総長、そして作家の大下英治氏(講演内容は「稲村の火」)。

 松長管長は自己を磨くことの大切さを説かれ、添田宗務総長はユーモアを交えながら(“千の風になって”の歌“私のお墓の前で泣かないで下さい。そこに私はいません。眠ってなんかいません”は商売妨害だ!!)味のある話。

 昼食の後、全体ツアーから離れて地元、兵庫へ。

 再来年の2015年は、弘法大使が高野山を開いて1200年に当たります。4月2日から5月21日までの50日間、記念の大法会が執り行われる予定です。是非行きたいものです。

 私にとっては20数年振りの高野山でした。

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「稲むらの火の館」にて