昨日の大阪空港ホテルは8日(日)の夜に続いての宿泊でした。空港ターミナル内にあり、かつ新しく宿泊代も7,200円と手頃です。加えて朝食は宿泊客に限り300円(定価750円)でできます。


 7時55分発のJALで伊丹から熊本へ。9時前に羽田から来られた谷垣総裁、望月国土交通部会長、随行の党職員、SPらと合流。


 ジャンボタクシーで熊本県阿蘇地方を視察。南阿蘇村立野地区の土砂崩れ現場、阿蘇市一の宮町の坂梨地区などの現場のあと、市役所隣の避難所慰問、市役所での要望会など、旧知の佐藤義興阿蘇市長のためにも、しっかりと取り組まねばなりません。


 14時半、阿蘇山を越えて大分県竹田(たけた)市へ。ここも大変な被害です。特に玉来川沿いの地域は甚大な被害でした。犠牲者も出ました。首藤勝次竹田市長は計画中の玉来ダムが完成していれば被害を大きく軽減でしたのにと残念そうに言われていました。


 竹田の中心街を囲むようにして稲葉(いなば)川と玉来(たまらい)川は流れています。稲葉川水系の稲葉ダムは一昨年に完成し、流域では大きな被害はありませんでした。一方、玉来川水系の玉来ダムは政権交代後事業見直しの対象となり凍結されていました。記録的な豪雨とは言え、「起こるべくして起こった災害だ」と地元の方は憤慨し、市長は「とうとう起こってしまった」と忸怩たる想いです。


 現場を見、実態を考えずにムードで政策を行うツケは余りに大きいものがあります。この惨状を「コンクリートから人へ」と声高に主張した人達はどう見るのでしょうか?


 午後から雨が降り降り出し、18時半頃の飛行機で東京に向かいました。


(写真 熊本県・大分県)