自民党の復旧・復興関係の委員会が動き出しました。


 朝8時半「復興再生基本法等の検討に関する特命委員会」。9時半「東日本巨大地震・津波災害の法整備等緊急対策プロジェクトチーム」。


「大島副総裁に昨夜お渡しした現時点での「震災の教訓」」の説明。


 12時からは塩崎先生が座長の「被災者一時避難プロジェクト」。


 13時より衆議院本会議。本会議前党災対事務局員でもある小泉進次郎議員を民主党の黄川田徹議員に紹介。小泉さんの秘書が黄川田さんの選挙区の陸前高田市(今回の津波で町ごと津波被害)出身ということで、週末に陸前高田市に入るとのこと。


 黄川田さんの地元秘書も今日死亡確認されたとのことです。息子さんを亡くし、ご両親と奥様が今でも行方不明。娘さんのみ難を逃れた黄川田さん。


 黄川田さんのお気持を思うと慰めの言葉もありません。


 13時半頃、政府の対策本部より党の災対本部へ「ガレキの処理指針」の通達がFAXで届く。


 14時から7回目の各党・政務震災対策合同会合。


会場に着く前、石原幹事長よりTEL。納得できなかったら席を立って帰っていいとの支援。


 会場に着いた5分前から私は激しく、厳しく政府側を追求しました。今朝出された「ガレキの処理指針」が政府と民主党だけで決めたということを松本環境大臣名で出されていたからです。常識的に考えられないことです。我々が当初から方針を示すべきだと何度も主張してきたことです。また、谷垣総裁も政府に震災復興に全面的に協力すると述べているのに、政府と民主党だけで決めたとの大臣名の公文書に民主党議員の名前まで入れて通達を出していたのです。党派を超えて協力して進めているのに、党派色丸出しの態度です。


 この実務者会議は何のための会議なのか。党派を超えて一緒に取り組んでいこうという会議でないのか。意見だけ言わせてガス抜きするための会議か。


 謝罪と撤回がなければ自民党はもうこの会合には出られない。強く大きな声で伝えました。


 民主党の岡田幹事長は「通達の中に与党の名前が入っているなんて」とつぶやき、今回の件を謝罪し、通達の撤回と新たに出さすことを確約しました。


 定刻の14時の開会も5分程遅れました。


 冒頭藤井内閣補佐官も謝罪し撤回させることを言明しました。


 会合は原発20~30km圏内の扱いと放射能汚染の問題に議論が集中しました。「屋内避難」の方々に自主避難をお願いするという姿勢そのものが中途半端です。避難した方がいいと考えている人は既に避難しています。残っている方々の生活支援が十分なされていない現状をどう変えていくのかが問題なのです。


 来週の月曜日は今日回答が示された政府の対応を中心に議論。


 火曜日以降は私の提案によりテーマを絞って議論を進める予定です。(避難所問題、住まいの確保、市町村人的支援など。)


 会議終了後、総裁、副総裁、幹事長に結果報告。


 午後4時半より災対事務局会議。


 午後5時半より党本部で記者会見。今日は加藤勝信議員の進行で説明は私のみ。


 午後6時全国漁協組合連合会と打合せ。


 午後6時半退庁し赤坂宿舎へ。


 午後8時過ぎ上越新幹線で長岡へ。乗車中、滝野官房副長官より今日の件の改めてのお詫びと通達を撤回させたとのTEL。到着後、明日の岩手県入りのメンバー長島さんと徳田さんと食事。