菅改造内閣が17日に発足しました。手堅いベテラン重視(18人の閣僚のうち当選6回以上(参院は3回以上)は13人)の布陣ですが、難題を処理する力量があるかどうかは別問題です。驚いたことがありました。何と環境大臣と防災担当大臣が兼務とのことです。地球温暖化対策など海外出張の多い環境大臣(現に20日から1週間海外出張とのこと)に国の危機管理をまかすことができるのでしょうか。これは内閣の基本的な姿勢です。


 昨年秋に発足した鳩山内閣も、当初国土交通大臣に兼務させていましたが、多忙のため今年1月に中井国家公安委員長に防災を担当させることに変えました。


 頻発するゲリラ豪雨、予想される大地震などの対策を政府は真剣に考えているのでしょうか。今回の人事だけでなく、前内閣の人事を考えてもとてもそのようには見えません。