先週と今週、「公務員の天下り」と「閣僚の国家斉唱」について二つの質問主意書を出しました。


 「公務員の天下り調査に関する質問主意書」は昨年の私の質問主意書への答弁で「4,500の天下り団体、25,000人の天下り、12兆1,000億円の資金」の根拠がないことを政府は認めましたが、それを受けた第二弾です。原口総務大臣は先日来の総務委員会での私とのやり取りの中で天下りの調査をすると明言されました。


 そこで政府の調査はいつから始め、結果はいつ公表するのか。「裏下り」も調査するとのことだが、何をもって「裏下り」とするのかの定義なしに調査はできないのではないかなどを質す内容です。


 「閣僚の国家斉唱等に関する質問主意書」は鳩山内閣のうち、菅・原口・千葉・赤松・前原・小沢・福島・枝野の8閣僚は「国旗・国歌法」に反対の採決をしています。それだけに「国旗及び国歌については、鳩山内閣としても敬意を持って対応すべきものと考えている」(木村太郎衆院議員の質問主意書への答弁書)と言われても、非常に懸念されるところです。


 そこで、昨年11月12日の政府主催による「天皇陛下御在位20周年記念式典」時に各官僚は国家を斉唱したのか、斉唱しなかった閣僚がいればその理由は何か、「記憶にない」という閣僚がいれば、その閣僚は他の行事などの際にも、国家を斉唱していないと理解してよいのかなどを問い質したものです。