私が提出していた「公務員の天下りに関する質問主意書」の政府答弁が送られてきました。


 鳩山首相や民主党は総選挙前に「2万5000人もの天下り、その団体に12兆1000億円もの資金」とさかんに述べていましたが、政権交代後の政府の「天下り」の定義によれば、「天下り」している人は何人で、その団体にどれ位の資金が流れているのかを問い質したのです。


 政府の答弁は「再就職のすべてについて府省庁によるあっせんの有無を確認する必要があり、調査に膨大な作業を要することから、お答えするのは困難である」というものでした。


 実にデタラメなことです。天下りを「2万5000人」、「12兆1,000億」と何度も、繰り返し、くどいほど主張しながら、それは正しいのかと正面から質すと不明だと答える。根拠なしに、国民を怒らせるような数字を言い立てたものが勝ちということでしょうか。


 来年の通常国会で厳しく政府を追求しますが、メディアも政権交代後の「変心」を鋭く追求してほしいものです。