兵庫県に大きな被害をもたらした台風9号の被災地視察を党本部に先週から働きかけていました。政府は災害の翌々日の8月11日に調査団を派遣し、麻生総理も22日に現地に入られました。通常であれば災害後直ちに党としても調査団を派遣しますが、総選挙のため未だ計画も固まっていませんでした。調整の結果、9月10日(木)の午後に溝手顕正党災対委員長、長島忠美党災対事務局次長、そして私と事務局2人の5人で兵庫県佐用町に視察することになりました。


 当日私は党の視察に先立って、同じ兵庫県西部の宍粟市の災害現場に行きました。県の土木事務所長の案内で一宮町の景勝地福知渓谷周辺を中心に回りましたが、渓谷にある巨石が数キロ下流に押し流されている状況をみると、豪雨の力の凄さを感じます。


 溝手団長、長島議員らと合流後、佐用町長から概要説明、また豪雨後の様子を映したビデオ上映のあと、地元の石堂兵庫県議会議員も加わり現地視察。住家被災の跡が痛々しく、川の護岸崩壊、道路や橋の崩壊、山崩れ、土砂で埋め尽くされた田畑。災害後の風景はどこの、どんな災害でも辛く、重く、悲しいものです。


 今回の台風による死者、行方不明者の数は佐用町だけで20名。余りに数が多い。住民への避難方策を含めたソフト面での工夫が今後求められます。


写真 佐用町災害現場視察