「骨太の方針」と呼ばれる来年度の「経済財政改革の基本方針2009」の党内論議が水曜日(10日)から始まりました。「骨太の方針と」と「来年度当初予算の概算要求基準(シーリング)」に向けて、政調の各部会、調査会、また各種議員連盟の動きも活発化してきています。


 新過疎法制定に向けての各省ヒヤリングも11日(木)から始まり、野田聖子大臣から呼びかけのあった「不妊治療に関する会議」に顔を出し、また、地元選挙区からの農林水産省要望活動にも立ち会いました。


 11日(木)の衆院本会議で憲法審査会規程が与党の賛成で成立しました。規程の中味に対立点はありませんが、憲法改正論議に反対する社民党に配慮したのか、民主党は反対。読売新聞が報じているように「不可解な民主の反対」です。国の基本たる憲法について、両党はこれ程違うにも関らず連立を組もうとしています。こうしたことを政治の世界では「野合」といいます。それにしても全国の共産党系の団体から「憲法審査会の始動に強く反対する」というFAXが同じ文面で数百も議員会館に届いたのには閉口しました。事務所の紙代をいただきたい気持です。


 今日の産経新聞に「民主『西松初公判』隠し?」との記事が出ていました。西松初公判の19日(金)に参院で国民年金法改正案、海賊対処法案、予算関連法案の税制関連法案を採決しようとしています。加えて臓器移植法案の衆院採決も19日と考えているようです。そもそも国民年金法改正案などは15日(月)で参院送付後60日です。日本国憲法ではこの間に院としての採決を予定しているのです。怠慢と批判されて当然です。民主党は党利党略、政争の具としか国会審議を考えていないようです。