漆間(うるま)官房副長官のオフレコ発言が問題となっています。三権分立をわきまえない暴論です。役人の矩(のり)を越えた不用意な発言は政府高官の職にあるものとはとても思えません。内閣を支える副長官はもっと緊張感を持ってもらいたいものです。


 春以降の更なる景気悪化を踏まえ、麻生総理は今日、追加の経済対策の検討を与党に指示する予定です。「危機には危機らしい政策対応が必要」(与謝野大臣)だと私も思います。赤字国債の更なる発行も止むを得ず、将来にもつながる投資を大胆に行うべきです。その際、自治体・事業者の負担を特例的に、時限的に軽減する方策も併せて講じないと景気対策の実効性が確保されません。


 今日の午前の閣議でアフリカ・ソマリア沖での海賊対処法案の国会提出を決めました。また、法案成立前の警備活動のため、政府は海上自衛隊に海上警備行動を発令しました。明日、アフリカ・ソマリア沖に向けて護衛艦が出港する予定です。