今週後半は三田市内の挨拶回り、夜はミニ集会の予定でしたが、3日(木)に舛添厚生労働大臣が、急遽丹波市に来られることとなりました。


 かねてより勤務医の置かれている厳しい状況から安易なコンビニ感覚での病院受診を控えようと運動している「県立柏原病院の小児科を守る会」との面談のためです。柏原病院は県立とはいえ、その弱体化は目を覆うものがあります。5年前に40人いた常勤医師は今20人に。病床も物理的には300ありますが、いま使用しているベットは146。医師不足により脳外科、整形外科など診療科も次々と閉鎖。そして小児科も閉鎖の危機に瀕していた時に立ち上がったのが、丹生(たんじょう)裕子さんを代表とする守る会の若いお母さん方です。その新たな取組みは、全国に感動を呼び、関係者に高く評価されています。


 舛添大臣の柏原病院滞在は予定の1時間半を大幅に超えました。お母さん方は舛添大臣に自分達の想いを少しでも理解してもらいたい気持で各々話されていました。私も痛いほど彼女達の気持がよくわかります。数年前より私の選挙区のどこでも医師不足に悩んでいるからです。


 医師不足による地域医療の崩壊を何としても防がなければなりません。丹波市、篠山市、但馬の各市町、そして三田市、猪名川町。地域中核病院を維持し、住民の命を守ることは兵庫5区選出代議士の大きな使命です。「地域が医療を守る」という覚悟に支えられた守る会の熱心な取組みに応えられる施策を国、自治体は求められています。


写真 舛添厚生労働大臣 県立柏原病院視察