週末に大きな地震が東北地方に発生しました。気象庁が「岩手・宮城内陸地震」と名付け、岩手、宮城両県境の内陸部に震度6強をもたらしました。山間部を直撃した地震なので被害状況の判明に時間がかかりそうです。今後、余震や雨による土砂災害などが気懸りです。


 土、日の予定をキャンセルして、その日(14日)のうちに東京へ戻りました。河川局長などから概要を聞き、同じ庁舎にある(国土交通省の災対本部は隣の総務省ビル内)消防庁からも状況をヒアリング。


 翌15日(日)の朝、冬柴国土交通大臣はヘリコプターで現地に向かい、私も霞ヶ関の国土交通省に出勤。


 大規模で数多い地すべり、土砂崩れの状況、寸断された道路網の状況が明らかになりつつあります。しかし、土砂崩れなどに巻き込まれた行方不明者の捜索は難航しています。


 行方不明者の安否確認、救出を最優先として、併せてインフラの応急復旧を急がねばなりません。国土交通省の技術屋の力量が問われます。期待に応える力を彼らは持っています。


写真 国土交通省 災害対策本部にて岩手・宮城内陸地震について説明を受ける