明石海峡三重衝突事故で沈没した「ゴールドリーダー号」からいまだに燃料油等が流出しています。地元から強い要望のあった流出状況の調査は、現場が水深83m、潮流が最強6~7ノットという状況にあり大変難航していました。


 海上保安庁の資機材、体制では難しく、他の機関にも問い合わせを重ねてきましたが、最終的に自衛隊に依頼する以外にないと私は判断し、防衛省と折衝し、今朝8時50分に正式に海上保安庁と兵庫県は災害派遣要請を行いました。海上自衛隊の掃海艦「はちじょう」に搭載している水中探知機により調査を行うことが決まりました。


 海上自衛隊出動に至るまで、海上保安庁の石橋警備救難部長、三浦環境防災課長などによく動いていただき、また、寺田稔防衛大臣政務官の素早い決断力に助けられました。


 まだまだ数多くの課題が山積していますが、当面急ぐべき課題解決への大きな第一歩が踏み出されました。一日でも早く調査を開始し、流出油を止める方策を見出さねばなりません。


 国会は今日から完全に正常化。参院での予算委員会審議もやっと始まりました。


写真 兵庫県会議員団の陳情