国土交通省近畿地方整備局の豊岡河川国道事務所の係長が14日の未明、収賄容疑で逮捕されました。


 昨日からの新聞報道によれば、事務所発注の受注業者から現金約3,000万円(新聞によっては4,000万円)を受け取り、自らの個人口座にプールしていたとのことです。


 兵庫県北部の但馬地方は、平成16年秋の台風23号により円山川とその支流の多くが氾濫し、豊岡市を中心として甚大な被害をもたらしました。浸水家屋が1万棟を超え、当時の小泉首相が現地視察に来られた程、大変な災害でした。


 国土交通省は平成16年度から10年間で900億円を投じる特別対策事業に着手。堤防の築提・補強、橋りょうの改築、河床掘削などの事業を計画的に進めている最中でした。


 安全で安心なまちづくりを目指して、関係者が必死に災害からの復興に取り組んでいる中で、こうした事件が起きたのは大変残念で、腹立たしく、我々の想いに冷水を浴びせられたようで、怒りを覚えます。


 国土交通大臣政務官であり、地元選出国会議員であり、円山川災害対策特別事業を一貫して熱心に進めてきた私としても、当面、事実関係の究明、厳正な処分、適正な再発防止策を講じていくのみです。


写真 養父市成人式