民主党の小沢代表は4日(日)、福田首相との党首会談後の民主党内の混乱に、「党内外に対するけじめとして、党代表の職を辞することを決意し、執行部をはじめ同僚議員に進退を委ねる」と記者会見しました。


 原理原則をこだわる小沢氏らしい決断だと思い、また、「民主党はいまだ様々な面で力量が不足しており、国民からも『政権担当能力があるのか』という疑問が提起され続け、次期総選挙での勝利は大変厳しい」という発言に、まるで我が党の民主党批判だ。党首たるものがよくぞここまで言えるものだと驚きました。


 しかし、3日後の7日(水)に辞意表明を正式に撤回しました。これまたビックリしました。参議院第一党のリーダーたる者の発する言葉の軽さをみると、トップとしての資質に疑問を持たざるを得ません。


 夕方、同僚議員の政治資金パーティーでの亀井静香先生の挨拶はおもしろいものでした。「男性(福田首相)にプロポーズされた女性(小沢代表)は、断わっても、その男性を悪くは思わないものだ」。女性は受け入れるつもりが、両親(民主党内)の反対で断わざるを得なかったのでしょう。


 大人の男女関係は、微妙で一筋縄では行きません。断られるのも覚悟で申込みをした男性の勇気と強(したた)かさがこのラウンドを制しました。


写真 地元での国政報告国会