10日の日曜日の午後、菅義偉(すが・よしひで)総務相が豊岡市に来られました。午前中は神戸市内で兵庫県内の各市町、議長と「頑張る地方応援プログラム」などについて意見交換。午後は大臣のたっての希望で、コウノトリの野生復帰事業視察のため、豊岡市まで来られました。


 秋田県生れ(選挙区は横浜市)の大臣は故郷を想い出されたのか、「ここはいいとこだね。本当に素晴らしいところだ。長年の(復帰への)取組みも素晴らしい。」と盛んに褒められていました。


 今週の平日は東京と神戸とを行ったり来たりしてました。12日(火)は、全国共済水産業協同組合連合会会長の吉岡修一氏(選挙区内の但馬漁業協同組合組合長でもあります)の叙勲祝賀会、13日(水)は、日本保育協会主催の「保育を高める研究集会(全国大会)」(小林公正兵庫県保育協会会長は朝来市に在住)に出席のためです。各々数百人集り、盛況でした。


 吉岡修一さんは日韓漁業交渉の日本側の実質的な責任者です。「竹島」帰属で対立している日韓両国政府では漁業交渉が進展しないため、民間である吉岡組合長の、タフで強固な意志とパワー溢れる行動力に、水産庁、更には我が国政府はどれ程助けられたことでしょうか。


 これらの会場での挨拶の冒頭で、私は必ず昨今の年金問題に触れることとしています。


 御迷惑をおかけして申し訳ない。政府与党は、まだ突合を終えていない5、000万口の年金記録の名寄せを一年で終える。24時間相談体制を設ける。年金受給について争いがある場合、総務省に設ける第三者委員会でしっかりと判断してもらう。


 こうした趣旨を話しています。


 しっかりと訴え、なすべきことをきちんとすることがなにより大切です。


写真 菅総務大臣 コウノトリ文化館視察