28日の月曜日、選挙区事務所(養父市)での仕事を終え、午後1時半、大阪の国土交通省近畿地方整備局へ丹波市の区長さんなどと道路、河川の要望活動。その最中に、松岡利勝農林水産大臣自殺という一報が入りました。驚愕し、衝撃を受けました。早速、神戸新聞記者からコメントを求め、携帯電話が鳴りました。(翌日の新聞には『先週、党本部で会ったときは元気そうだった。信じられない』と絶句。『農林水産に関しては党内指折りの論客で、力量のある方だっただけに残念だ』と私のコメントの一部が載っていました。


 要望活動のあと新幹線で東京へ。予定どおり、石破茂元防衛庁長官のパーティーに顔を出したあと、松岡農相の仮通夜会場へ。東京・四谷の「たちばな会館」でした。この夜と翌日朝、入口で弔問客を迎えました。安倍首相、小泉前首相、衆・参の議長、内閣、国会議員、御手洗経団連会長、中央省庁の官僚、各種団体等々多くの方々が足を運ばれました。


 戦後、現職国会議員の自殺は7人目と報道されましたが、私は初当選以来、身近におられた議員で自ら命を絶たれたのは、永岡洋治衆議院議員(平成17年8月1日死亡)についで2人となりました。政治は魔物といいますが、時として人を狂気にし、人生を狂わせます。


 小泉前首相の秘書官であった飯島秘書も月曜日夜と火曜日朝、たちばな会館に手伝いに来られていました。「辛いよな。本当に辛い。こういうことになるのは。政治家は苦しいよ。どんな不幸があっても、公務優先だからな。小泉も総理の時、お母さんが亡くなった。国会の委員会審議が緊迫していた時だったので委員会審議が終わる夕方まで話さなかった。私情を交えるわけにはいけないと思ったから。あとで小泉は、亡くなったことを聞いて涙をポロポロ流していたよ。」


写真 国土交通省近畿地方整備局 要望活動