15日(金)に4日間の会期延長が決まりました。ただ、実質的な審議はありません。


 8日(金)に成立した地方分権改革法について、地方分権を進めるに際し、地方税財源の確保を図るという法案修正があちこちで評価されて提案者として嬉しい気持です。時事通信社が発行している「官庁速報」(12月11日付)でも「前回より後退しているとの不満の声が上がっていた法案の内容も、修正と付帯決議で『地方が求めていたものに近くなり、前進した』(地方六団体幹部)との評価」と記されていました。ただ、本当の試練は分権内容が具体化するこれからです。


 平成19年度税制改正も、固定資産税の評価見直しに税調幹事として反対の先頭に立ったということで、選挙区内の市長、町長、議長さんだけでなく多くの方々からお礼の電話がありました。経済界も法人税、地方法人関係税での減価償却制度の見直しが予想以上にスムーズに行きそうだったので、やや悪乗りした感じです。原子力発電、水力発電立地市町村と資源エネルギー庁との今後の関係が気懸りです。


 私だけでなく、国会議員の多くもそうであるように、読書する時間は、寝る前か東京と選挙区との往復時間位です。この前から読み始めている「検証 戦争責任《Ⅰ及びⅡ》」(読売新聞戦争責任検証委員会、中央公論新社)、「上げ潮の時代―GDP1000兆円計画」(中川秀直、講談社)、「BRICs新興する大国と日本」(門倉貴史、平凡社新書)、「公務員人事の研究―非効率部門脱却の処方箋」(山中俊之、東洋経済新報社)などはなかなか読み終えません。


 ところで今月初めから連載している渡邊恒雄読売新聞主筆の「私の履歴書」はおもしろい。内容は昨年本人が出版した「わが人生記―青春・政治・野球・大病」と重複するところも多いが、戦後の彼の生き様は、激動の時代に生きる我々に人としての生き方を考えさせます。



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写真 改革加速議員連盟(12月15日)