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恋愛してるのお前だけだぞ。

遡ること一年前。
俺は地元に帰郷していた。

もちろん夜は地元の同級生と飲み会に。

そこで言われた一言

恋愛してるのお前だけだぞ。

そう。何を隠そう地元で独身なのは私だけ。
学生時代苦楽を共にした仲間たちは皆結婚し子供が生まれ家を買い、まさに絵にかいたような(良い意味で)大人となっていたのだ。

そんな仲間達との飲み会の途中にボソっと

『つい最近彼女と別れたんだよね~色々あってさ。』

皆にドンマイと慰めてほしい軽い気持ちで発したこの発言に対して

恋愛してるのお前だけだぞ。

と言われたのだ。

その時は「たしかにwwww」みたいな感じで笑いに消化されたのだ。

されたのだが、、

次の日地元から東京に帰り一人暮らしの家に戻った瞬間ずっしりとその言葉がのしかかってきた

俺の年齢だと結婚してて当たり前だよなぁ

頭の中でぐるぐるとよぎる

普通の大人とは何なのか

普通の幸せな人生とは

考え始めたら病みそうになったので気を紛らわすためにインスタを開く

するとストーリーに元カノのアカウントが流れてきた

あ、まだフォローしたままだったな~

ミュートしようかな

なんて考えながら見ていると

元カノはどうやら友達とカラオケで歌っている動画を投稿していた

元気そうでよかったな。

もうミュートにするねさようなら。

そう思いクリックしようとしかけた瞬間、

カラオケのテレビ画面の歌詞がカットインする

『GOOD BYE BOY やっぱサヨナラしよう~』

いや選曲ド真ん中やな!!!!!!!!


自分の世代じゃない昔の有名曲をカラオケで歌う

そんなのが今どき流行っているらしいんですよ。

でもねその曲…
俺はバリバリ世代なんですよ。。

BOYじゃなくてごめんね。


女性というものがますます分からなくなった去年の夏のお話



おわり

2014年の目標

新年あけましておめでとうございます。


このブログの昔の読者さんから


「もうブログ書かないんですか?」


と最近また言われるようになりました。


「昔は面白かったのに」


「もっと勢いがあった」


などと言いたい放題言われる方もいらっしゃいます。


ということで2014年は少しづづブログを書いていこうと思いますので
どうぞよろしくおねがいいたします。

人は皆、老いには勝てない



俺の大好きなおばあちゃんが入院してから早いもので3ヶ月が経ちました




このブログで散々登場したおばあちゃんは父方の母で、今入院しているのは母方の母です




何よりも元気がとりえだったおばあちゃん



それが急に自宅で倒れているのが発見され救急車で運ばれた



ばあちゃんは入院している間ずっと記憶が曖昧で、いわゆるアルツハイマーの症状が酷かったのだが先日ついに記憶が戻ったという情報が入ってきた





母『おばあちゃんが目覚めたわよ!!記憶が戻ったみたい!』



俺『まじで?じゃあ明日親父と一緒に病院に行くわ!』




次の日俺は親父と二人で病院に向かった




今まで何度話しかけても反応しなかったおばあちゃん




そのおばあちゃんが意識を取り戻したと聞いて俺と親父はテンションが上がっていた




ちなみに母は親戚一同を迎えに行くために後から病院に来る予定になっていた





~病院~




ばあちゃんが居るのは705号室




俺と親父は早歩きで病室に向かった




ガラガラガラ




俺『おばあちゃん!!』




親父『意識戻ったんですね!?』




ばあ『…………。』




おや、反応がないぞ



俺『ばあちゃん!俺だよ!俺!こうへいだよ!』




ばあ『洋子か!?』




違うわ!!!!!




ちなみに洋子とは俺の母の名前



おばあちゃんからしてみれば自分の娘にあたる




俺『違うよばあちゃん!こーへいだよ!親父も一緒だよ!』




親父『どうも。貞一です。』



ばあ『あぁ、洋子か?』




貞一だわ!!!!!




俺『あれ?ばあちゃん目覚めてなくない?』




親父『あぁ…残念だよ。』




ばあ『洋子かい?洋子きてくれたんだね?』



俺『だから違うよ!こーへいだよ!ばあちゃん記憶戻ったんじゃなかったの?』



ばあ『こ…?』



俺『そう!こーへいだよ!こ う へ い !わかる?』




ばあ『なんだ、洋子か』



だから違うわ!!!!



親父『とりあえず今はあんまり刺激を与えないほうが良い、やっと記憶が戻って普通に喋れるようになったんだ。慎重にいこう。』



俺『さっきから洋子しか言ってないけど大丈夫なのかな??』




その時、母が親戚一同を連れて病室に入ってきた



母『お母さん!皆連れてきたよ。』




よかった。やっと本物の洋子が登場だよ




俺は安堵した。本物の洋子を見れば、ばあちゃんも記憶がハッキリするだろう。




さっきまでずっと洋子洋子って言ってたくらいだ、ばあちゃんはきっと一番最初に自分の娘を見たかったんだろう。




目の前で母と娘の感動のシーンが見れると思うと俺は泣きそうになった




母『お母さん!私が誰だかわかるよね?』




おば『……。』




母『ほら、私だよ?もう記憶もハッキリしてるんでしょ?私の名前言ってごらん。』














ばあ『さぶちゃんか?』




さぶちゃんって誰だよwwww




そこは洋子でしょ!!






母『そうだよ!さぶちゃんだよ?』




いや、ちげえよ!貴方は洋子だ!!






こうして白川家の感動の一瞬はさぶちゃんによって幕を閉じたのであった



俺『ところでさぶちゃんって誰なん?』




母『知らないわよ。』



しらねえのかよ!!!!!




おわり

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