さとやんですニコニコ


毎日、笑えないレベルの
暑さが続いているが
それでもやっぱり夏は楽しい


えー!何でですか!?
暑くないんですか!?
しんどくないんですか!?と
言われるが…

過酷のあとに訪れる快楽が
たまらなく好きだ

汗ビッショリになって
働いたあとの「プハーッ生ビール

この爽快感!
今日も1日やりきった感!
忍耐あってこその快楽!
この爽快感を味わうために
汗を流して頑張っていると
言ってもいい


そんな暑いときに
お誘いしていいものか?と
思ったが…

75歳で定年退職された
同じ職場にいた方を誘って
3年ぶりに一緒に
お茶を飲むことになった

職場ではプライベートの
話しはしない私だったが
この方にだけは心を
開くことができた

「元気ィ〜!?」と
声をかける私にクルッと
背中をむけて「見て!なんも
背負ってない背中や!
今が1番自由や」と笑う
「ほんま羽生えてるや〜ん」
私も笑ってみたものの
その背中が少し寂しくも見えた

背負うものがない
楽で自由なことだろう
でも私は自由ほど不自由は
ないと思っている

人生で1番の重い荷物は
背負うものが何もないと言うことかもしれないと母を見ていて思う

とは言うものの
寂しいだろうと思うのは
私の勝手な思い込みで
本人は峠を越えた爽快感で
晴れ晴れしているかも
しれない


出会った頃まだ60代だった
彼女は82才になる

これまで一緒に仕事をして
いくつもの大きな大きな峠を
越えているのを見てきた

「底の底や、これ以上
沈まんで!あとは浮き上がるだけや!」といつも明るく
笑っていたが内心どんなに
辛かったことだろう

そんな彼女が私にかけて
くれた言葉が嬉しかった

「さとみさんは私の癒やしの人の3人の中に入ってるんやで!」

そんな事を思い出しながら
近況報告をしたり聞いたり

「毎日何してるんですか?」
「家におる時はYou Tube
見てるねん、あとは一人で
アチコチ出かけて
美味しいもん食べてる」

いくつになっても好奇心旺盛で行動力のあるところが
変わってなくてホッとする

「また暑いうちにかき氷
食べに行きましょう」と
軽くなったその背中を
見送くりながら思う

人生は思っているより短い
ならば人生も
暑い暑い今年の夏も
ぞんぶんに楽しもう照れ