さとやんですニコニコ


春寒の冷たい空気に
思わず肩がすくめながら
春日大社までの道を
歩いているとさだまさし
「まほろば」が
私の頭の中に聞こえてくる


春日山から飛火野辺り
ゆらゆらと影ばかり
泥(なず)む夕暮れ
馬酔木(あせび)の森の
馬酔木(まよいぎ)に
たずねたずねた帰り道
遠い明日しか見えない僕と
足元のぬかるみを気に病む君と
結ぶ手と手の虚ろさに
黙り黙った帰り道…


歌の中の景色と
今、私の目の前にある景色が
重なり、そこには居ない
男女の姿が見えてくる


すると隣を歩く友人が
「大谷翔平の通訳解雇
もしかしたらヤバいよな」

「はっ?その話し今かい!?
光が強くなったら影が
濃くなるってな」

「どういう意味?」

「もうええわ、面倒くさい」


さっきまで見えていた
男女の姿はもうそこにはない


漫才のような会話を
交わしながら歩いて行くと
かわいい鹿さんに
出迎えられる




鹿さん達の毛並みが
まばらなのは季節的ものか?
かわいいと見せかけて
意外とコワイ鹿さんです






















奈良は観光地なのに
のんびりとした
穏やかな空気が流れ
京都とはまた違った魅力がある

鮮やかな朱塗りの社殿を
見ていると
空から白いものがヒラヒラ
「わあ〜雪やん!」

友人は「春日大社と鹿と雪も
何かええんちゃうん?」

「あんた、そんな事も言えるんやな」と二人して笑う


ひとりの時間に感じる幸せ
誰かと一緒にあじわう幸せ
(3人はちょっと断る)


厚い上着を脱ぎ捨てて
薄着になったらまた来よう


帰りふたたび「中谷堂」へ
娘夫婦に6個
あちらのご両親に6個
母に3個のよもぎ餅を
お土産に買った




自分の体調と機嫌が良ければ
どこに行っても楽しい
何を食べてもおいしい

お金があっても健康でないと
楽しく使えない
楽しく使うことで
また頑張って働こうと思える

私が楽しくしていると
娘は安心して自分たちの
生活ができる

娘が笑っていると私も
安心して楽しんだり
働いたりできる

循環してますなあ

今日もありふれた1日が
送れますように照れ