さとやんですニコニコ


新歌舞伎座の入ったビル
上本町「YUFURA」を見上げる





また来てしもた

3日目の
「福田こうへい特別公演」

このビルを見上げながら
いつも思うこと

なんで新歌舞伎座は
複合ビルの中に入って
しまったんだろう…と


旧新歌舞伎座は「桃山風」を
キーワードに「二条城」
「名古屋城」を参考に
デザインされた唐破風の
趣のある外観が
すごくカッコ良くて
お洒落して行こう!という
特別感があった




そもそも土地の高い場所で
非効率この上ないハコモノ
だったのであろうが…

解体されるまで難波の
シンボルでもあったのに

今もビルの中に入った
新歌舞伎座を見上げると
残念な気持ちになる


ゆらりふらりと気軽に
立ち寄りたくなる場所を
イメージして
名付けられた「YUFURA」


今では開演時間まで
1階のマクドで
ホットカフェラテを買い
2階の「無印良品」でゆらり
4階の「UNIQLO」でふらりが
私の楽しみになっている


「そんな同じもん見て
どないすんねん」と言う
母や友人の言葉を
思い出しながら6階
「新歌舞伎座」へと上がる








そりゃあ、他の人からしたら
「大して変わらんやろ」と
思うだろうが…




お芝居は最初に
ストーリー全体を楽しみ
2回目以降はセリフや
役者さんの表情の細かさや
声などをじっくり楽しむ

声と言ったら舞台の
役者さんは特別な発声が
あるのだろうか
腹の底から出ているような
大きくよく通る声に感心する


コンサートは同じに見えても
その日はその日の
福田こうへいがいて
一日として同じステージはない


人にはそれぞれ
何度も見たい映画があったり

何度も読みたい本があったり

何度も訪れたい場所があったり

私は何度でも
福田こうへいの
生のステージが見たい


こうへいさんの迫力の声量と
伸びのある歌声は
もちろん素晴らしいが
それだけではない


全身からのメッセージを
発してるような歌声

しっとりと
肌に馴染むような歌声

福田こうへいの歌には
言霊が宿る

歌が上手いだけではなく
歌に魅力がある歌手なのだ


各地コンサートツアーには
ついて行けないけど
そこがまた良きと思っている


時間の制約のある中で
たまに訪れる自由は
解放感が大きく
喜びが倍になる


それではまた来週
ゆらりふらりと逢いに来ます