ミュージカル「ゴヤ-GOYA-」
全33公演中27公演、ご来場ご声援本当にありがとうございました。
緊急事態宣言の発令により6公演は上演出来ませんでしたが、
WOWOWでの放送、配信も決定しました。
中止になった公演を録画したものになっていますので、またそちらも楽しみに待っていていただければと思います(^^)
まずは無事に御園座公演大楽まで走り抜けられたこと、
こんなご時世に劇場に足を運んでくださり、沢山のお客様の前でお芝居をすることが出来たこと、幸せでした。
心から、感謝の気持ちで一杯です。
今回自分にとっては、
初めての本格的なミュージカル出演&日生劇場
その作品が世界初上演の画家ゴヤを題材にしたオリジナルミュージカル
そして何よりゆみさんの演出ということで稽古が始まる前からとにかくワクワクと緊張で体と心がどうにかなっちゃいそうでした笑
ゆみさんとは宝塚BOYSという作品で出会いました。
そして自分を俳優として羽ばたかせてくれた方だと思っています。
その恩を、必ずまた一緒にお仕事をして、一俳優として作品に貢献して返すんだと心に決めていました。
なので今回のオファーは心から嬉しかったと共に、
気負うところしかないくらい気負ってました。
とにかく全力でやり続けようと稽古場に通っていました。
公演が終わってみて、どうだっただろう、あそこはもっとこうしたかった、出来たんじゃなかったかと考えてしまうこともありますが、
2月頭からの3ヶ月間で自分が出せるものは出せたと思っています。
夢のような時間でした。
千秋楽は山路さん演じるテバ伯爵や、どりさん演じるマリア様と舞台上で会話をしながら、あぁこの時間がずっと続けば良いのにと思ってしまったり、
シーンが終わる毎にあと少しで終わっちゃうと儚くなりました。
なので、
これからはこんな夢のような時間を現実にし続けるために、これからも精進します。
話が少し戻りますが、
塩田は実は稽古場で今井翼くん演じるゴヤの代役をやっていたんです。
翼くんが宣伝の収録等で稽古場に来られない時に、この作品の真ん中を代役ですが演じられたことは物凄く良い経験になりました。
ゴヤをやっている時もずっと楽しくて、何て魅力的な作品なんだろうと肌で体感することが出来ました。
ゴヤとして、天宮さん、小西さん、ゆきちゃん、くるみちゃんと板の上で会話が出来、
アンサンブルの皆と同じ時間を稽古場からずっと共有出来、
翼くんがゴヤを演じている時になるほど、こういう風に演じるんだと感じたり、
何て贅沢な経験をさせてもらったんだろう!
と今後の俳優人生の糧となりました。
そしてゴヤもいつかやりたいなと心から思ったのでいつかやりたいです。笑
末永く続く作品でありますようにと願わずにいられません(^^)
少し触れましたが、アンサンブルの皆
全員が全員とてつもなく凄かった。
プロフェッショナルとはこの方達のためにある言葉なんだなと、
もうほんとに最初は全員にビビってました笑
凄すぎて。
恐れていました。笑
でも皆優しすぎるくらい愛に溢れていて、
ゴドイを良くするために色んなアドバイスをしてくださいました。
アンサンブルの皆が主役のシーンも沢山あって、というかもうある種の主役じゃん!でしたが、
誰を見ても、どこを切り取っても、
一瞬が永遠になっていました。
最初は恐れていた皆が今や抱きついて離れたくないくらい大好きです。
皆と共演するために頑張るし、皆のお芝居を観に劇場に通うマヌエルになりそうです笑
これからも宜しくお願いします(^^)
そしてフラメンコチーム
天才が率いる天才集団でした。
人としての魅力が躍りや歌、掛け声や足踏みに乗っかって、板の上の空気が変わり一瞬でスペインになりました。
この舞台の魂をG2さんが書き、ゆみさん、清塚さんが込めたなら、それを体と心で支えたのがフラメンコチームの皆様だなと思っています。
フラメンコという文化に初めて触れましたが、
塩田はとても居心地が良く自分に向いているんじゃないかなと勝手に思っています。笑
ダンス繋がりだと、忘れちゃならない振り付け師!
上島さんはデビュー作、テニスの王子様でお世話になった演出家です。
あの頃は何にも出来なかった自分をかっこ良く見せるために色んな工夫をしてくださいました。
今回は振り付け師として振りを付けていただき、上島さんの格好いい振りを踊りきるために必死でやりました(^^)
こうして再開できたこと、嬉しかったです。
これからもゴヤで出会ったクリエイトスタッフ、俳優の皆と共演するためにほんとに頑張らなきゃ!
やる気が漲って若き日のゴヤ状態です!
そしてマヌエルのようにのしあがります!
そしてテバ伯爵のように生き残ります!笑
最ッッッッッッ高の時間でした!!
またやれますように(^^)
大好きなゆみさんと(^^)
またご一緒出来るように頑張ります。
そしてこの写真、お気づきでしょうか笑
塩田は本番中、ゴドイの他にもう一役やっていたんです(^^)
多分誰も気付いていないと思う!
分かる方いらっしゃいますか?
正解は、
一幕ラスト、高台でルイ16世を処刑している首切り役人です!
なんと、一幕ラストで王様を処刑して、
二幕頭では全く同じ場所から宰相になったゴドイとして現れているんですよね。
なんという伏線。
自分が首切り役人をやることに、とっても意味がつきました。
一幕ラスト後に撮った写真なのでその扮装なのです(^^)
もし気づいてた方いらしたらコメントください!
長くなってしまいましたが、
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ほんとに、
夢のような時間でした。
マヌエル・ゴドイ役
塩田康平