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産後子宮脱になって手術をした患者さんがいらっしゃいました。
子宮脱は治ったけれど、尿漏れ、時には便漏れがあって治らないとのこと。
足の反射区を見ると、膀胱と子宮に強い圧痛が見られます。
その両者にマッサージを加えました。
まだ二回目を見ていません。
効くといいなあ。
院長・羽山弘一
何らかの原因で湿邪が溜まったり、津液の流れがスムーズに行かなくなると、めまいを起こすことがあります。
多くの場合は、脾虚がみられます。脈をみると、滑脈、かつ右関上あるいは右関上と左尺中が虚であれば、脾虚による痰濁の可能性があります。
この場合に対処するのは、大白と太溪。持続的に圧迫を加え、水湿を変化させ、津液の流れを順調にさせます。
大白と太溪以外には、地機、復溜、中脘(月+完)などによく反応が出ますので、よく局所を観察して治療してみてください。
院長・羽山弘一
代田文誌先生は、脛骨粗面下端と陽陵泉を結ぶ中点にとっておられますが、それが一番正確ではないかと。
でも時には反応がそれよりも上に出ることもありますし、下に出ることもあります。
で、結局は、陽陵泉と脛骨粗面下縁を結ぶ中点に取りながら、最終的には自身の触診力に重きを得て取ることにしています。まあこれは、足三里に限ることではなく、どこの経穴でもそうですね。
最近はこの足三里を取ることが多くなりました。胃腸の症状はもちろん、坐骨神経痛、鼻の症状、下腿のだるさなどにも。あ、これらもほとんど鍼灸治療基礎学に載ってますね。
方法は、鍼が多いんですが、熱を加えたい時は、台座灸をしています。本当は直に施灸したいんですが、なかなか最近の患者さんは直接灸をさせてくれないですね。
足三里に多壮灸をすると、最初の頃は熱く感じるんですが、何十壮かしているとかえって気持ちよくなるんですが。あと、足も爽快です。
げんき本舗治療院
院長・羽山弘一