鶺鴒鳴(せきれいなく)は七十二候の白露の次候にあたり
9月13日から17日頃までを言い、セキレイが鳴きはじめる頃
という意味です。
日本でよく見られるセキレイは、ハクセキレイ、セグロセキレ
イ、キセキレイです。七十二候のセキレイはセグロセキレイを
さしているようです。
セグロセキレイ
セキレイは、尾を上下に振るしぐさから「いしたたき」とか
「にわたたき」と言う別名があります。また日本書紀では、
イザナギとイザナミに男女の交わりを教えたとされ、「恋教
え鳥」とも言われています。
この時期オスがパートナーを探すため、綺麗にさえずること
から七十二候で扱われたのでしょう。
また日本書紀の中でも、日本の成り立ちに登場する、日本固有
の鳥なのです。