第八十三代土御門(つちみかど)天皇! | 皇后八幡神社のブログ

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後鳥羽天皇の第一皇子である為仁(ためひと)親王が、天皇の

 

譲位により四歳で即位しました(土御門天皇)。

 

後鳥羽天皇には三人の皇子がいましたが、そのうちの誰を皇太子

 

にするかを卜筮(うらない)で決めたのでした。このような重事が

 

軽率に行われたことには、為仁親王の母・在子の養父である

 

源通親の意向がありました。

 

土御門天皇は人柄は温和でしたが、鎌倉幕府と緊張関係にあった

 

後鳥羽上皇はこの性格を物足らなく思い、天皇に譲位を迫り、弟

 

の才気ある守成親王を即位させました(順徳天皇)。

 

土御門上皇は、承久の乱に当たって後鳥羽上皇をいさめ、その

 

ため乱後の処分はありませんでしたが、孝心の篤い土御門上皇

 

は、自分だけ京に留まるわけにはいかないと、自ら配流を申し

 

出ました。たっての願いとあって土佐に配流、後阿波に移りました。

 

幕府は阿波の守護に御所を造営させるなどして厚遇しました。

 

約十年後この地で崩じました。