日本のお盆! | 皇后八幡神社のブログ

皇后八幡神社のブログ

広島県三原市須波西にある「皇后八幡神社(こうごうはちまんじんじゃ)」のブログです。

明日からお盆に入ります。お盆は、元来は日本固有の先祖祀りが

 

もとになっています。

 

仏教行事と思われがちですが、もともとの仏教は輪廻転生の考え方

 

のもと、遺骨はガンジス川に流され、「お盆」はもちろん、「お墓」「ご

 

先祖様」「迎え火」「送り火」などといった習慣はありませんでした。

 

江戸時代に入り、幕府が作った檀家制度により、庶民の祖先

 

供養まで仏式で行うよう強制したため、お盆も仏教行事と誤解

 

されて、現在に至っています。

 

日本古来の祖先崇拝(祖霊信仰)とは「亡くなった祖先がいたから

 

今の自分がある、ご先祖様が私たちを見守っていてくださる」と考

 

えてきました。

 

古くは縄文時代から、祖先崇拝の祭祀が行われてきたことが

 

わかっています。

 

神道ではお盆には、祖霊舎を清め、お供えをし、迎え火を焚いて  

 

ご先祖様をお迎えします。(8月13日の夕方迎え火を焚きます。)

 

お盆にはご先祖様の御霊が家にもどってこられるのです。

 

盆が過ぎると送り火を炊き、また帰っていただきます。(16日に送り火

 

を焚きます。)

 

ご先祖様は神となり、いつもお傍で私たちを見守っていてくださって

 

いるのです。「草葉の陰でみまもってくださる」というのが、神道

 

(日本古来)の考え方なのです。