こんにちは!門司区廣厳寺の藤井佑奈です
年に一度、門司区の教区で行われる梅花の講習会があり講員さん達と参加してきましたよ
今年の会場は玉泉寺様でした
その時に、曹洞宗の1年間のテーマが告諭として配られます。今年はデザインも色もなかなかいいですね
特派梅花では開講式で
正しい信仰に生きます
仲良いくらしをします
明るい世の中をつくります
というお誓いをたてます
梅花はお唱えの練習だけと思われますが、歌詞の説明を通して、お釈迦様の教えを学ぶんですね
最近練習をあまりしてない私が言うと、毎月習いに行ってる方丈様より笑われそうですが年をとるにつれ梅花っていいなぁと思います
『五観の偈』は食事を頂く際の心構えです。以前、研修でもらったテキストにある訳文をのせておきます
一つ(ひとつ)には効の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る
→この食事がここに来るまで、いかに多くの方々の手数や苦労があったのかに、深く思いをめぐらせる
二つには己(おのれ)が徳行(とくぎょう)の全欠(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に応ず
→この食事をいただくに値するほどの正しいふるまいや、世のため人のために役立つような行いをしているのか自分自身を振り返る
三つには心(しん)を防(ふせ)ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす
→わかっちゃいるけどやめられない、むさぼりの欲などを見極め、修養の心を持っていただきます
四つには正(まさ)に良薬を事(こと)とするは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり
→健康と生命を支えるための良い薬としてこの食事を受け止めます
五つには成道(じょうどう)の為(ため)の故(ゆえ)に今この食(じき)を受く
→人間として正しく生きるために、今この食事をいただきます