三つ前のエントリーで、「自覚のない塾生の成績を意図的に下げて目覚めてもらう計画」をお話ししましたが、やっぱりやめることにしました(笑)
理由は
①力が落ちすぎると、それを元に戻すための補習にメチャクチャ時間がかかること
②学年全体のレベルが低いため、点数が下がっても相対的な順位に変化が現れず、自覚するチャンスを得られないと思われるからです。
「僕の感覚」ではK中の英語力は異常に低いです。
テストが簡単すぎてそれを自覚できないだけで、1学期の期末テストで70点未満の生徒はホントにヤバいです。
もう「終わってます」って言うくらいヤバいです。
まぁ、こんなことを言ってもおそらく伝わらないと思うので、皆さんにも僕の感覚を共有してもらいましょう。
次の答案を見てください。
これは前回の授業の確認テストです。
筆跡で誰の答案かバレてしまうので、僕が忠実に書き直しました。
A君の答案
B君の答案
どうですか?
これがK中の60~70点の子の実際の学力なのです。
これは抜き打ちテストではありません。
あらかじめ宿題として「ここだけは覚えてきてね」という形で出されているところです。
実はここで問題としたいのは、ほぼ0点という結果ではありません。
宿題を全くやってないという事でもありません。
ちゃんと60点から70点くらいの点数に見合った力があるのであれば、このくらいの内容なら塾にちょっと早く来て15分くらい勉強すれば1問~2問ミスくらいになるはずなのに、それができないという事が問題なのです。
これは基礎学力が著しく不足したときに陥る状態です。
僕は、子供たちに対していつも100%限界まで勉強させるつもりは有りません。
人間ですからね。
サボりたいときもあるでしょうし、気分が乗らない時もあるでしょう。
それに、いろいろと失敗する中で自分からやるようにならなければ、いつまでたっても自立できません。
だから、宿題のやり方についても、確認テストの合否のラインについても一律とせず、厳しくしたり緩めたりして自覚を促す方向で運用しています。
でも、自覚する以前に立ち上がれなくなってしまいそうなときには一気に厳しくします。
というわけで、これ以上自覚するのを待っていられない状況になってしまった子たちについては、今日から呼び出しを開始することにしました♥(笑)
以前のエントリーで、K中生の英語については自分のテストの点数から35点くらいマイナスするとちょうど僕の感覚と一致すると書きましたが、これで皆さんにもわかっていただけたのではないでしょうか?