次第に父の欲の衝動が落ち着いてきます。
ですが、父、欲を満たす場所を変えてきたのです。
2年後以降、今度は私の夢の中でケーキとピザパーティーを開き始めました
定期的に様々なところです。実家、海辺、山、デパート、フードコート、遊園地などなど。
夢のパターンはいつも私がケーキとピザを持っていくんです。(どうして)
あの世に招待された母と妹もいます。
父はご機嫌でピザとケーキを食べています。
母と妹に、家族でケーキとピザを食べる夢をみるんだけど、ふたりはみていないか?尋ねると、
父が亡くなってから、父は夢に出てこないというのです。
私ははっきり夢の内容も覚えているのになぁ。
これは推測でしかありませんが、
父と私、程よい距離感があったからこそ
あの世で元気にしていることを感情抜きで伝え
てくれるのではないか?と考えたのでしょう。
母や妹の夢に現れたら、何かが起こるだの
恨まれてるだの、何かを訴えているだの・・。
父の気持ちは伝わらないことでしょう
私は無駄にあの世に行っても、皆とうまくやっているのだろうか?など心配をしていません。
(母と妹は、あの父が皆とうまくやっていけるのか心配していました。)
あの世で開かれるパーティーは、七回忌まで続きました。
あの世にいる父の顔は、とても穏やかにみえました。
不機嫌そうに刻まれていた眉間のシワもありません。
ツルンツルンです✨
近々でリアルにみた父が登場する夢は、
(お盆の前でした)
何処かの港町でのお祭りがあって、私はそこにいました。
時間は真っ昼間です。
大きな櫓には、大きな太鼓。
櫓からロープでたくさんの紅白の提灯が四方にズラッと垂れ下げられています。
櫓の周りに大勢の人が円形にぐるっと幾重にも囲んでいます。
私も踊らなくてはいけないと思って、群衆の中に入りました。
ドドン、ドンという太鼓の合図と共に、皆が一斉に踊りだしました。
よさこいのような楽しげな踊りではなく、
優雅に手や腕を蝶のようにヒラヒラ舞うような振り付けでした。
音楽も今まで聴いたことがないメロディーで
歌詞もありましたが、よく聞き取れませんでした。
私は、見様見真似で踊っています。
右下のほうから視線を感じたので、目を向けると
そこには浴衣姿の父がいました。
また、若返っているようにも見えました。
基本白地に、藍色で竹を描いた柄の浴衣。
白い草履を履き、鼻緒は藍色。
生前では見たことがない父の浴衣姿です。
おいおい、
あなたは生前、祭りなんてくだらない!!
くだらないところに行く必要はないーと
私に怒鳴っていたでしょうが。
お祭りの会場にいた父には驚きました。
あれだけくだらないと言っていたのに、
霊体になったら変わるものですね。
私は驚き、戸惑った表情だったでしょう。
そのときの父は、穏やかに微笑んでいました。
色々ごちゃごちゃな気持ちになりましたが、
このお祭り会場をもう一度見回しました。
あれ?
白い着物で踊っている人もいる・・・
特に白い着物の人たちは、うつ向き加減で踊っています。
色柄物の着物で踊っている人たちは、声を出して笑いながら踊っています。
異様な雰囲気、、、。
ここは、あの世のお祭り会場かも
と考えが浮かんだと同時に目が覚めました。
暴君さながらの父でしたが、あの世に行き、
穏やかな何かをみつけたのかもしれません。
この世でどうしようなない父でしたが、
穏やかに誰にも迷惑をかけずに過ごしていそうです。
死んだら仏さまになる
父は、仏さまにはなっていませんが
少しずつ、この世の欲を削ぎ落としている状態なのかもしれまん。
魂の状態になると感情が邪魔しない分、個人の生き様を冷静にみることができるはずです。
(走馬灯)
でないと、私があの世でみた父の成長はないと思うからです。
(精神が安定している様子)
人は死んでも個性は変わらないのか?
私が導いた結論は、
変わったほうが良いと個人的に考えた人(魂)は個性を修正するです。
これを霊界に行っても修行するということではないでしょうか?
どんなに悪い人でもあの世で魂の研鑽をして良い個性は残し、クリアな状態で再び生まれるのではないかと思うのです。
これは、霊界の人間の姿の一例と思って頂けたらと思います。
亡くなった父の心の状態が改善されていることは転生する時のことを考えると喜ばしいことです。
現世で家族に対してしたことは、許せませんが
霊体の父のことは応援しようと思います。
最後に
霊体になっても現世での行いは『なかった』ことにはなりません。
魂の状態になったことで生きてきた背景や出来事、行いがクリア状態(感情、欲がない状態)になり、全てを受け入れて、現世で関わってきた人の(心の)声が耳を塞いでも聞こえてくるのです。
自分の利益しか考えず生きてきた人は、あの世に行ったら大変なことになるのは想像できます。
忙しく時間は流れて行きますが、
どう生きるかを考えてみることも良いかもしれませんね。
読んで頂き、ありがとうございました。
次回は、《霊界は次元/密度のどこに存在しているのか》です。