発症から7年目。
女性の娘さんが、K総合病院の、Y医師のことをテレビで観て。
藁をもつかむ気持ちで、Y医師の診察をうけた。
ここで、初めて、病気の正体が分かった。
腹膜偽粘液腫、100万人に1人の確率で発症する、極めて珍しい病気。
偽粘液腫と呼ばれる、ゼリー状の粘液を放出する腫瘍は、最初卵巣内で発生する。(男は盲腸内で発生)
そのあと、卵巣から腹膜内に、散らばり、好物の腹膜のリンパ節に食付き。
ただひたすら。粘液を出し続ける。
治療法は、腹膜播種の治療と同じように、腫瘍の付いた腹膜を切り取ること。
幸い、女性の腫瘍は良性であり。腹膜炎を起こすことは、無かった。
女性は、誤嚥のリハビリを受けながら、手術を待った。
12月、妻は、HIPEC手術を受けるため再入院。
女性は、まだ入院していた。
妻は、10月以降の話を聞いた。
12月に、手術を行う予定であったが。
結局、胸に空いた、2箇所の穴を、塞ぐ治療をしただけで。
手術は行われなかった。
おそらく、気胸により、手術に適さなくなったようです。
女性は、「またくるね!」と言って、12月末に退院した。
肺が回復したら、手術に挑むのだろう。
本当なら、最初の卵巣摘出時の症状と、粘液の情報を。
厚生省に伝えていれば、病名も、治療できる医療機関も判明して、早期に治療できたはずです。
適切な対処を怠り。
7年も、対処療法ばかりしていたため、病気を拗らせてしまい。
ますます、治療困難にしてしまった。
ひどい話です。