腹膜偽粘液腫 その2 | 末期がんの先

末期がんの先

妻の闘病記です
2013年8月貧血の精密検査の結果大腸がんに侵されていることが発覚。
手術で大腸ガンは切除したが、腹膜播種が判明、末期がんの宣告を受ける。
生き残るため悪戦苦闘する闘病記です。

発症から7年目。

女性の娘さんが、K総合病院の、Y医師のことをテレビで観て。

藁をもつかむ気持ちで、Y医師の診察をうけた。

ここで、初めて、病気の正体が分かった。

腹膜偽粘液腫、100万人に1人の確率で発症する、極めて珍しい病気。


偽粘液腫と呼ばれる、ゼリー状の粘液を放出する腫瘍は、最初卵巣内で発生する。(男は盲腸内で発生)

そのあと、卵巣から腹膜内に、散らばり、好物の腹膜のリンパ節に食付き。

ただひたすら。粘液を出し続ける。

治療法は、腹膜播種の治療と同じように、腫瘍の付いた腹膜を切り取ること。


幸い、女性の腫瘍は良性であり。腹膜炎を起こすことは、無かった。



女性は、誤嚥のリハビリを受けながら、手術を待った。



12月、妻は、HIPEC手術を受けるため再入院。

女性は、まだ入院していた。


妻は、10月以降の話を聞いた。


12月に、手術を行う予定であったが。

結局、胸に空いた、2箇所の穴を、塞ぐ治療をしただけで。

手術は行われなかった。

おそらく、気胸により、手術に適さなくなったようです。



女性は、「またくるね!」と言って、12月末に退院した。

肺が回復したら、手術に挑むのだろう。






本当なら、最初の卵巣摘出時の症状と、粘液の情報を。

厚生省に伝えていれば、病名も、治療できる医療機関も判明して、早期に治療できたはずです。

適切な対処を怠り。

7年も、対処療法ばかりしていたため、病気を拗らせてしまい。

ますます、治療困難にしてしまった。

ひどい話です。